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2023.06.08

5.14.10 アップデート情報

2023年6月6日、5.14.10が公開されました。

不具合の修正など、細かな変更も多くありますが、大きな追加や変更点を紹介します。

Zoom IQミーティングサマリーの追加

Zoom IQは、AIを活用したZoomの機能ですが、これを利用して、AIによるミーティングの要約を利用できるようになりました。
遅れてミーティングに参加した場合など、それまでにどのような議論がなされたのか分からず、困る場合があります。
この機能を使うと、そこまでのミーティングの内容をAIが解析し、その要約を作成してくれるので、そちらを参考にしてミーティングの内容を確認できます。

WebからZoomにログインすると、「Meeting Summary wity Zoom IQ」が追加されています。

ミーティングサマリーはホストによって作成され、参加者はそれを参照することができます。
ホストは、サマリーを参照できる参加者を指定したり、参照できる参加者を限定したりすることも可能です。

継続的な会議チャットの作成と使用

これまでZoom内のチャットは、ミーティングの開催中にのみ、使用できるものでしたが、新しく追加されたこの機能を使うことで、ミーティングが始まる前、ミーティング中、ミーティング終了後も、ひとつのチャットを通じてお互いにやりとりすることができるようになります。

これを使うことで、例えばミーティング中にブレイクアウトルームを使用している場合も、別々のルームにいるメンバー同士のやりとりが可能になります。

ミーティング中にチャットで共有されたファイルと画像も、このチャットに同期されるので、ミーティング終了後にファイルを利用するのも容易になります。

クライアントメニューの統廃合

Zoomクライアントメニューが統廃合され、表示される機能が一部変更になっています。

名前の発音

Web上の「プロフィール」ページに名前の発音を追加していた場合、「プロフィール」カードに正しい発音が表示されるようになります。
ただしこれは、即日利用可能になるわけではなく、サーバが更新されたら順次利用できるようになるようです。

字幕コントロール機能の強化

ミーティングでの字幕機能について、ホストと共同ホストは、より細かな制御が可能になったということです。

Web上で字幕コントロールの設定が有効になっている場合、ホストだけが字幕を有効にできるようになりました。

ミーティングの参加者が字幕を利用するには、ホストや共同ホストにリクエストを送ることができます。

この機能も、バックエンドサーバーの更新に伴って、順次利用できるようになるようです。

挙手がより分かりやすく

手が挙がっていても、意外となかなか気づかなかったり、気づいてもらえなかったりした挙手機能ですが、ホストがより気づきやすくなるよう、挙手の可視化が強化されました。
また、挙手している人がいる場合、チャイム音を鳴らすよう、設定することもできるようになりました。

新しく通知が表示されるようになったことに加えて、手を挙げた人が質問できるよう、ミュート解除を依頼する、といったアクションが、「参加者」パネルからすぐに実行できるよう、メニューが改善されています。

ツールバー(ミーティングコントロール)の表示/非表示

ミーティング中に表示されるツールバーについて、表示/非表示の切り替えが、Web側の設定からはなくなりました。

これまではWeb側の設定に合わせて、ツールバーの表示/非表示が切り替えられていましたが、今後はその設定がなくなり、Zoomクライアント側で切り替えるよう、仕様が変更されています。

 

今回のアップデートでは、ミーティング前から終了後まで使用できるチャット機能や、ミーティングサマリーを作成してくれるZoom IQなど、Zoomを使ったオンラインミーティングをより便利に使える大きな機能追加がされています。
特にチャット機能は、ブレイクアウトルームを多用するミーティングで、ホストと共同ホストの連絡ツールとして、非常に役立つのではないかと思います。

これらの機能を活用することで、今後のオンラインミーティングにも、さまざまな変化があると思います。

こうした機能を使ってZoomミーティングをしたいけれど、どう使っていいか分からない、ハイブリッドでZoom配信したい、というかた、Fleetに気軽にご相談くださいね。

テクニカルライター 下司智津惠
https://note.com/sui_sei

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