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2022.06.30

「ジャイス国際カンファレンス」通訳配信事例|世界各国の人を繋ぐ配信方法やライブ中継配信方法も紹介!

「ジャイス国際カンファレンス」配信事例

Fleetでは、5月に「ジャイス国際カンファレンス」の配信をサポート致しました。

今回のジャイス国際カンファレンスでは、日本を伝える内容として「スポゴミ」を取り上げ紹介。

 

スポゴミとは、ゴミ拾いをスポーツと捉え、ゴミにポイントをつけながらゲーム感覚で行うゴミ拾いです。

 

オンライン配信の様子

 

今回のカンファレンスでは、ただディスカッションするだけではなく、実際にゴミ拾いをしている中継映像も配信しました。

また、日本だけでなく、様々な国の人が参加したため、英語対応も求められる配信となりました。

実際にfleetがどのような対応をしたのか、ご紹介します。

 

「ジャイス国際カンファレンス」概要

ジャイスでは、以下のサービスを提供しています。

  • 国際研修運営
  • 留学生支援
  • 国際交流
  • 日本語教育
  • 多文化共生
  • 通訳派遣・翻訳

今回は、日本の面白い取り組みとして、スポゴミが取り上げられました。

さらに、eスポーツと掛け合わされた「eスポゴミ」についてみんなで知るといった内容で、国際交流イベントとして行われました。

 

配信のタイムテーブル

ジャイス国際カンファレンスは、以下のタイムテーブルで行われました。

  1. グリーティング
  2. オープニング
  3. スポゴミの活動紹介
  4. パネルディスカッション
  5. ワークショップ
  6. コメント
  7. フォトセッション

 

タイムテーブルの中で、とくに配信で工夫をしたのが「パネルディスカッション」でした。

 

zoom通訳配信の画面

 

パネルディスカッションに参加したのは、以下の4名の方々です。

  • 一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ代表
  • シンガポールからの通訳者
  • eスポーツ事業を行っている2名

 

さらに、視聴者は東南アジアからも参加。

参加している国や場所、言語も違うなかでのパネルディスカッションとなったので、通常の日本のみの会議などとは大きく異なりました。

 

「ジャイス国際カンファレンス」での配信ポイント

「ジャイス国際カンファレンス」での大きな課題は、パネラーも参加者も様々な国から参加している点です。

MCの方もシンガポールからの参加です。

さらに「東京にもこんなゴミが落ちている」と実態を知ってもらうためにゴミ拾いの様子を中継しました。

その他にも、画面の画作り(構成)や英語圏の参加者のフォローなど、ただ配信するだけではなく、様々な工夫が求められた事例です。

 

事前テストの徹底

今回の配信では、事前テストを徹底しました。

様々な国から参加されているため、配信環境のチェックは重要です。

 

ネット環境だけでなく、カメラに映り込む画角やバーチャル背景の統一など、細かい点にも注目し、テストを行いました。

 

急遽変更への対応

今回の「ジャイス国際カンファレンス」では、会場で収録予定だった方が急遽参加できなくなり、リモート参加に変更となりました。

そのため、元々考えていたレイアウトの変更が求められました。

 

本来は、オンサイトで3名、MCの方がリモートという形で3名が一つの画面に映る予定でしたが、カメラを分け、Zoomミーティングのような形にしたのです。

一人ひとりを移すサイズが揃わないと、視聴者への違和感となってしまうため急遽変更。

イレギュラーにどれだけ対応できるかは、経験の差が表れるところです!

 

言語への対応

様々な国の人が参加するため、言語への対応も工夫しました。

今回は、一言喋って通訳が入るという「逐次通訳」で対応。

 

ただ、「逐次通訳」で注意すべきはタイムスケジュールです!

一言ずつ通訳の方が入るため、プレゼンの時間は倍になってしまうためです。

 

また、通訳者さんとの掛け合いも大事になってくるので、タイミングなどもリハーサルで確認しました。

 

今回の場合はありませんでしたが、通訳に合わせて音声やカメラを切り替える場合もあるので、通訳者さんが入る場合は、リハーサルがとても重要になります。

 

たとえば、よくあるのは「この話をしているときは資料のこのページを画面共有に表示させてほしい」「カメラでは違う人を映してほしい」などです。

こういった要望がある場合は、リハーサルを入念に行い、相違が無いよう十分に確認します。

 

【重要】スライドの切り替えタイミング

zoom通訳配信のポイント

 

通訳者さんが入ることで、スライドの表示タイミングも工夫しなければいけません。

英語圏の参加者は、英語での通訳が終わって、やっとその資料の意味がわかります。

 

日本人が日本語のタイミングで資料を切り替えてしまうと、英語圏の参加者は、説明がないまま資料を進められた形になってしまいます。

 

そのため、通訳が終わるまで、1フレーズ遅らせるような切り替えが重要です。

自分の母国語ではなく、他国の参加者の気持ちになって考えなければいけません。

 

「逐次通訳」と「同時通訳」なら、どちらを選ぶべき?

zoomの通訳配信は同時通訳を選ぶべき?

通訳者が入る「逐次通訳」の場合、複雑なZoomの「同時通訳機能」を設定する必要は無いため、配信の難易度は下がり、事故のリスクも下がります。

一方、「逐次通訳」の場合、プレゼンの時間は倍かかってしまいます。

 

Zoomの「同時通訳」を使う場合、視聴者に副言語が聞こえていない可能性を踏まえ文字情報でもアナウンスするなど、様々な事前準備が必要です。

 

配信費用を抑えることだけを考えれば、配信上できるだけシンプルにした「逐次通訳」がオススメですが、何をどのように配信したいのかを伺った上でご予算に応じたアドバイスをさせていただきます。

 

忘れてはいけない、英語圏の参加者へフォロー

通訳を要する配信の際には、外国の参加者へどのようにフォロー、サポートするかまで考えます。

万が一の配信中のトラブルや、入室前後の問い合わせを、誰が行うのかという点です。

 

今回のイベントに関しては、主催者の方々で対応か可能でした。

もし対応できる人がいない場合には、弊社側で手配します。

 

参加前にはオリエンテーションの時間を設け、英語にて注意事項などを伝えていただきました。

 

「中継配信」は、Zoomで”ラク”、”シンプル”に。

Zoomでの中継配信

今回、通常の配信と特に異なる部分だったのが、中継です。

「東京にどんなゴミがあるのか」を伝えるため、実際のゴミ拾いの現場を中継でつなぎました。

 

特にポイントになったのが、電波現場ディレクターとのやり取りです。

電波の乱れがあれば当然進行の妨げになりますし、ディレクターとのやり取りが円滑でなければ、スムーズな中継にはなりません。

 

「中継配信」というと、以前までは専用のシステムを入れるなど、お金の掛かるイメージがありました。

昔は、「上り」と「下り」が別々の回線でやり取りされていたため、配信の裏側では電話回線などをつなぎ、映像と音声を別々に配信拠点(スタジオ)に送っていました。

 

しかし、Zoomであれば、双方向性を活かして、中継もZoom一つで完結できます。

Zoomが普及したことにより、「配信」は本当に安価で提供できるようになりました。

 

「中継配信」は依頼業者をよく選定しましょう!

zoomでのオンライン中継配信

っf中継配信はZoomを使えば、断然安価に実現できますが、テレビ放送のような映像美を求める場合などは配信プラットフォームにZoomを選択できないこともあります。

Zoomは、その性質上いくら高額なカメラを使用したとしても、届けられる画質にはそもそも上限があるためです。

 

配信プラットフォームにZoomを使用するのであれば、高額な撮影機材を使う必要はありません。

 

フリートが得意としているのは、そうしたお客様の希望を叶える必須要件を明確にし、コストパフォーマンスを出すご提案です。

Zoomの機能や設定、性質をすみずみまで理解しているかが、ダイレクトに見積に反映されるでしょう。

 

ジャイス国際カンファレンスで行った「画作り」のポイント

画面に映る「画作り」も、今回工夫したポイントです。

 

どの端末でも見やすい画作り

今回は、「資料」と「人」を一つの画面にして流すという画作りを行いました。

この画作りを行うと、単純に、ちょっとカッコ良い印象になります。

 

zoom通訳配信のポイント

 

さらに、視聴者からして、画面が見やすくなるのです。

「資料を出すだけなら、通常のZoomの画面共有で良いのでは」と思う人もいるかもしれません。

しかし、通常の画面共有の場合は、端末によって見え方が異なります。

 

資料の上にカメラがかぶってしまう場合もありますし、スマートフォンで参加している場合は画面共有がメインになるため、誰が喋っているのかわかりにくくなってしまいます。

資料と人を一つの画面にまとめることで、見づらさの解消や、誰が喋っているのかがわかりやすくなりました。

ただ、資料の鮮明さに関しては、通常の画面共有の方が優秀なので、それらを踏まえた提案をさせていただきます。

 

「熱量」をいかに伝えるか

さらに、画面の構成で何が変わるのか。

それは出演者の「熱」の伝わり方です。

 

Zoom通訳配信のポイント

(写真はイメージ)

 

今回この画面構成にしたのはその意図が大きいのです。

言葉の違う外国の視聴者に対して、より熱量を伝えるには表情やボディランゲージが非常に重要であると考えました。

身振り手振りがわかると、飽きずに集中力を保ちやすいメリットもあります。

 

ただし、

・資料を見せることに重きを置くか

・熱量を重視するかは、

配信内容によって異なるものです。

 

たとえば、医療関係の学会の論文、数式やグラフなどで正確に情報を伝えたいという場合には、資料が鮮明に見えるようにすべきでしょう。

アクティブに人が活躍する様子や、パッションを伝えるイベントであれば、話し手を大きく映すべきです。

 

イベントの内容に合わせた構成を考えるのも、私たちの大事な仕事の一つです。

 

世界を繋ぐ配信や、通訳が必要な配信もお任せください!

フリートは今回の他、言語の違うイベントのZoom対応も行っています。

これまでの経験を基に、予算に応じたアドバイスも可能です。

 

もし以下のような配信はご相談ください。

  • 国際交流イベントを行いたい
  • 通訳配信での言語対応に悩んでいる
  • Zoomでの同時通訳機能を使いたい

など、対応可能です。

 

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