2022.06.08
Zoom 5.10.6アップデート情報
<Zoomのバージョン>
5.10.6
2022年5月23日に、5.10.6がリリースされました。
今回はZoomPhoneとコントロールセンターに関するアップデートが大半ですが、Zoomミーティングに関連する部分について情報をまとめておきます。
【ウェビナー】あとから参加したパネリストが、参加前に投稿されたQ&Aを閲覧可能に
パネリストがセッションに参加する前に、質問とコメントが投稿された場合も、あとから参加したパネリストにその質問とコメントを見せられるようになりました。
ただし、5月31日の時点でテストした段階では、まだ反映されていなかったので、今後、順次反映されるものかと思います。
ローカルレコーディングにおける、参加者名の録画
ローカル録画の一部として参加者の名前を録画に含めるかどうかを、ホスト側で制御できるようになりました。
録画した内容をあとで公開する場合などに、参加者の名前は表示したくない、というケースで便利なアップデートだと思います。
クライアント設定側でこの設定を有効にすると、ローカル録画のビデオの一部として、参加者の名前(ビデオがオンかオフのどちらか)が録画に含まれます。
この設定は、ウェビナーでのブランディングの一環として作成された「ネームタグ」には影響しないとのことなので、一切録画に表示したくない場合は、ネームタグも使用しないほうがよいと思います。
Zoomアプリのゲストモードを無効にする – DisableZoomAppsGuestAccess
ユーザーがZoomアカウントにログインせずに、ゲストモードでZoomアプリを使用する機能をコントロールします。
Zoomでは、ゲストはログインしていなくてもミーティングに入れますが、これを「必ずログインしてから参加」というように、コントロールすることができるようになります。
デフォルトでは無効になっているので、この機能を使用するには、ミーティングの主催者側で設定を変更する必要があります。
Zoomアプリをゲストモードで使用した場合に、Zoomアプリが得る情報の変更
Zoomにログインせず、ゲストモードでZoomアプリを使ってミーティングやウェビナーに参加した場合、Zoomアプリは、その参加者のアカウントへのフルアクセスができなくなります。
この場合、Zoomアプリがアクセスできるのは、以下の基本情報のみです。
・参加者のスクリーンネーム(表示名)
・ブラウザやデバイスの基本情報
・Zoom内での基本的な操作(リアクション、カメラのオン/オフなど)
・Zoomアプリの実行状況に関するパフォーマンス統計など
ミーティングやウェビナーの進行に最低限必要な情報はカバーされていますが、より詳細な情報を統計として得たい場合には、「ゲストモードを無効にする」を使用するといいかもしれません。
<関連リンク>
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/201361953
テクニカルライター 下司智津惠
https://note.com/sui_sei
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