2022.03.08
オンライン配信の活用は会議だけじゃない!オンラインセミナーを例にZoomが実現するプラスαをご紹介
Zoom社公認、Zoom専門オンライン配信代行企業のフリートです。
これまで弊社は、オンライン開催への移行を余儀なくされた企業採用イベントや総会のZoom配信へのご相談に対し、多角的なご提案と多面的なサポートから配信を成功へ導いてきた実績を持ちます。
とは言え、Zoom代行業の技術と経験を期待されたご依頼は「絶対に失敗できない『会議』の配信代行」だけではありません。
今回焦点をあてたいテーマは、ズバリ、Zoomを用いたセミナーの成功例とオンライン配信の可能性です。
今回は弊社が請け負ったセミナーオンライン配信事例をもとに、ご依頼の背景からサービス概要、オンラインに以降するメリット・デメリットまでを順番にご説明して参りましょう。
対面授業をZoomでオンライン配信? 緊急を狭される決断にお悩みもそれぞれ
学校の授業にマンツーマンの英会話講座。
2019年に新型コロナウィルスが流行してより、対面形式を当たり前にしていた授業やセミナーにもオンライン配信の波が押し寄せましたが……
通常業務に加えて配信側の労力を増やしてしまう未知の代替案に、消極的に構えてしまう方も決して珍しくはなかったと考えます。
多くの企業がリモート配信への緊急対応を余儀なくされた2020年、弊社へご相談していただいたお客様も例外ではありませんでした。
人事育成・企業研修を事業展開をされているお客様は、これまで「実際に会社に赴き、対面形式の研修を通して会社を担う次世代のリーダーを育成する」ことを得意としていましたが……
講師陣にとってZoomが未知のツール、不慣れに感じる方も少なくない
これまでの教習をどうオンライン配信へ移行させていくか
2つの課題に直面しておりました。
講師の方も決して若い人ばかりではありません。オンラインへの対応も個人差はあるため一筋縄でいかない状況です。
そのうえで、授業のオンライン移行は、実はそんなに容易ではありません。
Zoomを導入しただけ、既存の授業をオンライン配信するだけでは「授業をオンライン向けに落とし込んだ」とは言えないでしょう。
対面形式で提供できていたサービスの著しい品質低下を招いてしまうケースもあります。
2022年現在ももお付き合いさせていただいている上記お客様に対し、弊社が施してきた詳細なサポート内容を以下にご紹介してまいります。
Zoomで授業をオンライン配信、実際のサポート内容
上記課題に対し、弊社はどんなサポートをご提案してきたか。
いずれのサポート内容を提供するにしても、そのゴールは講師陣の方に「これまで通り講義”だけ”集中してもらう」ことにありそうです。
実際のご提案・実践した施作をご説明してまいりましょう。
Zoomで授業をオンライン配信サポート案(1) 技術面をサポート
弊社の技術面のサポートは、研修が始まる前から始まります。
実際にZoomを立ち上げるところから携わり、オンラインでの入室管理・出欠管理を行うほか、スピーカーとカメラチェック……。
先方人事、並びに実際に講義を行う講師まで引き渡しを代行することも弊社の仕事です。
もちろん、オンライン研修が始まってからもサポートに回りますが、実際に催されるカリキュラムの前後にまで目を光らせる理由は、Zoomに慣れていない講師の方がオンライン配信に挑む際に発生する副次的な負担・勝手の違いを極力排除することを目的としています。
講師陣の緊張はそのままセミナー内容にも現れてしまうモノです。講師の不安は生徒の集中力を削ぐ要因にもなりうる不穏分子でもあるのです。
オンライン配信に伴う不測の事態を洗い出し、未然に予防することは、今回承ったサポートの肝でもあり、オンライン配信でセミナーを成功させるための大前提でもあるでしょう。
また、授業を円滑に進めるため、お客様にはZoomに搭載されている機能のご活用を提案することもいたしました。
そのひとつが、「ブレイクアウトルーム」です。
もともと対面形式で催されていたプログラムには、受講者が役になりきるロールプレイング形式の授業内容も組み込まれていましたが、1対複数の形式では実現が困難です。
ブレイクアウトルームは研修対象者を少数数でグループに分ける機能。授業前にはネット上で確認することのできる「冊子」を用意し、予めプログラムに道筋を立てることでオンライン授業でも従来のクオリティを再現することができます。
ほか、受講生に対しては、研修課題を「チャット」機能で送付する施作なども弊社のご提案内容でした。
もちろん、対面授業の全てを完全にオンライン用に置き換えることはできません。しかしながら、これまでの授業スタイルを崩さないよう、Zoom機能の応用で対策できるポイントは過不足なく抑えられるよう配慮を心がけました。
Zoomでオンライン配信するなら…サポートマニュアル作りも欠かせない
提供するサービスのオンライン化を徹底するのであれば、技術面のサポートばかりだけに集中するわけにもいきません。多面的なご提案をする必要があります。
Zoomで授業をオンライン配信サポート案(2) Zoomそのものの理解を促進
弊社のご提案した、もうひとつの施作は講義マニュアルの作成です。
主には簡単なZoomのハウツーガイドラインを講師陣に共有していただき、Zoomそのものに慣れていただくことに意義が持たされております。
たとえばZoomの操作教材ビデオには、「画面共有」をはじめとする基本的な操作方法を解説するほか、実際の講習動画も収録されております。
講師陣がオンライン授業に対して感じるアレルギーを徹底的に排除することを目的に作成されたマニュアルの背景には、現場の先生からZoomの使い方を尋ねられることが多かった理由もありました。
先述の通りZoomへの慣れ・不慣れは個人差が大きくあります。
不明点の内容も、細かな内容から初歩的なモノまで散見できる状況のなか、Zoomへの苦手意識も同じ内容ではありません。
よって、マニュアルはオンラインでの閲覧を原則としたモノですが……今回はお客様のご要望もあり、印刷した紙媒体のマニュアルもご用意させていただきました。
以上は実際に対面形式でセミナーを行なっていた企業様に対して、現在2022年、弊社が1年半以上に渡りサポートさせていただいているサービスの主な内容です。
繰り返しになりますが、弊社のサポートの目的は「先生に講義に集中してもらう」こと。
お客様の置かれた状況や講義内容によっても、サポートのサービス内容は細かに変更を行わなくてはならないため、あくまで紹介したサポート内容は、弊社の展開したサービスの一例と捉えていただいて構いません。
Zoomで授業をオンライン配信するなら…メリット・デメリットも確認!
次にオンライン化のメリット・デメリットを改めて確認してまいります。
今お客様が悩まれている課題を、具体的に捉える一助になれば幸いです。
Zoomを用いた授業のオンライン配信…メリットを再確認
講義やセミナーに限った話ではありませんが、オンライン化を行うメリットの筆頭は、参加者の場所を制限しないことにあります。
たとえば、海外の方も参加される講義やセミナーは参加者の有するビザの期限によっても日時を左右されてしまう問題がありましたが……場所はもちろん時間までも無視して柔軟にプログラム日程を立てられることはオンラインならではの利点でもあるでしょう。
ほかにも、Zoom画面を想像して貰えば分かるとおり、着席順によって授業の満足度が変化しないことも、オンライン配信で授業を行う良点でしょう。
受講生全員が同じ画面を見るために「板書が見えづらい」なんて事態も回避することができるためです。
このことは受講生の集中を促すメリットにも数えることができますが……ときとして、過集中を生んでしまったり、無駄な疲労を生じさせてしまうデメリットとも表裏一体でもあるでしょう。
どう言うことか、以下にデメリットを並べていきます。
Zoomを用いた授業のオンライン配信、見落とせないデメリットは?
対面形式であれば、仮に特定の人物に質問を投げかけるにしても、ちょっとしたアイコンタクトを行ったり、たとえば「テキストを読んでいる時間」を設けるなどして、授業を円滑に進める工夫も取れますが、Zoomは空気感までを伝えることはできません。
オンラインで授業を行う場合、受講者は常に講師と1対1の状況に置かれます。
つまり、決められた時間、精一杯画面に集中するエネルギーを求められ、体感的なストレスを対面以上に感じてしまうケースも念頭に、プログラムを組む必要も出てきます。
講義が長時間にわたる内容であれば、過集中による疲労や、集中力の欠如を避けるため、受講者がリフレッシュできる時間や「TIPS」を用意するなど、工夫を凝らす必要があるでしょう。
また、セミナーを行うにあたっては「対面形式がいい」という声もあがります。それは、オフラインだからこその空気感はZoomでお伝えすることができないからです。
Zoomのオンライン配信、不明点を残されるのであれば…代行が正解
事例紹介を例にとった今回の記事では、「研修会社に務められる講師の能力」と「オンライン配信に求められる能力」が全く別モノであることもご理解していただけたのではないでしょうか。
無論、提供する授業のスタイルが会社様によって異なるのであれば、解決法も1つではありません。
もっと言えば、本日ご紹介したほかにも、トラブル時の対応に際して実際に弊社スタッフが駆けつけて解決するアナログな手段でピンチを乗り切ることもあります。
緊急事態の対応だって、ひとつ完全なモノが用意できていれば万事解決するわけではないからです。
今でこそ、1年半の歳月を経て講師陣も少しZoomになれてきましたが、いまだにオフライン・オンライン関わらずサポートしている現状を想像していただければ、いかに授業のオンライン化が煩雑な問題に満ちているか……想像に難くないはずです。
「餅は餅屋」ではありませんが、研修会社さんが、慣れないままオンライン配信に移行する決断をとったり、オペレーションを完遂させることは土台困難な話のようにも思えてきます。
オンライン配信代行会社の仕事はZoomを用いた最適解を提示すること
代行を依頼する会社も「配信代行ならどこでもいい」わけではありません。
仮に、ものすごく簡単に代行サービスを展開する場合、代行スタッフが自宅からZoomの橋渡しだけを行い、あとは知らん顔をすることだってできてしまうからです。
もちろん、問題解決には至りません
間違いのない代行会社を見極めるにあたり、もっとも大事なポイントはお客様の事情を鑑みたうえで二人三脚をとれるかどうか、協力体制をとれるかどうか。に、かかってきます。
今回ご紹介した事例ではZoomに不慣れな講師に寄り添い「一緒に問題を解決してゆく」ことからサポートにあたり、研修の企画までをサポートさせていただきましたが、その心はやはり「講師陣の方に講義に集中して欲しい」想いあってこそです。
お客様の提供する授業内容のクオリティを落とさず、いかようにオンラインに落とし込んでいくか。を、考えるにあたってはお客様の要望やできることを丁寧にヒアリングすることも大事でしょう。
お悩みによっては100%オンラインに移行をせず、Zoomが担当する箇所を限定的にすることで授業の効率化をはかるご提案をすることもできますし、講義内容を一緒に再構築(1から作成)することも可能であるからです。
本記事冒頭にて、Zoom代行会社にご相談できるお悩みは会議に止まらない。と、書いた通り、弊社は、セミナーはもちろんのこと「商工会議所」の交流会から劇団のファンサービスイベント、大学で行われるカンファレンスに至るまで、様々なオンライン配信を代行し、成功に導いてまいりました。
弊社がお客様に寄り添った回答を提示できるのは、これまで様々なお客様からお持ちよせしていただいた多様な「困った」を一緒に解決してきた経験あってのことです。
オンライン配信に苦手意識を感じているのであれば是非弊社にお声をおかけください。これまでの知見をフルに活かし、頼んでよかった。と思っていただくサービスをご提案いたします。
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