2021.12.17
【ハイブリッド配信事例】Zoomウェビナー活用!配信代行のコストを抑えるコツとは?
講演会やセミナーのリアル開催が戻りつつある中、全国の視聴者も参加できるオンライン配信を同時に行うハイブリッド配信が増えてきています。
オンラインミーティングで普段使いしているZoomなど手軽なツールで配信できることも、オンライン配信の敷居を下げているでしょう。
ハイブリッド配信ではオンライン参加者のコメントや配信映像など、会場の進行以外に気を配らなければならず、ライブ配信の中でも難易度の高い配信手法です。
配信代行業者へ依頼すれば配信の負担が減るだけでなく、テレビ番組のようなクオリティの高い演出も可能ですが、予算の関係上配信コストを抑えたいニーズもあるでしょう。
今回は予算を抑えつつ参加者が満足できるハイブリッド配信をしたいと考える方に向けて、コストを抑えやすいポイントをご紹介いたします。
Zoomウェビナーによるハイブリッド配信でコストを抑えるコツ
配信代行で金額差が出やすいポイントは演出と機材であり、デザイン物制作費、配信当日に関わるスタッフ人数、機材のレンタル代、会場レンタル代によって金額が変わってきます。
予算に見合った配信のために抑えるべきポイントを2点ご紹介いたします。
Zoomウェビナーでの配信でコストを抑えるためのコツ【1】
目的に合わせた演出を選ぼう
演出は凝ろうと思えばいくらでも凝って費用が高くなる反面、イベントの内容や配信目的によっては、過剰な演出やハイクオリティな映像がいらないこともあるでしょう。
まず、どんな演出が可能なのかを知るために、基本的な演出3点を見ていきましょう。
スライドの表示
一番シンプルな演出は、会場で映しているプレゼンのスライドを配信するだけ。
話している内容に合わせてスライドを切り替えたり、話している演者をスライドとともに画面に映します。
社内会議や知り合いの多いイベントであれば、簡素な演出でも問題ないでしょう。
会場のスクリーンに映した資料をそのまま配信映像として流しても問題はありませんが、配信映像に最適化させた資料を投影した方が視聴者に話している内容が伝わりやすくなります。
フリートではお客様のご希望に合わせて、配信に最適な資料作りも行っております。
話に合わせてテロップを追加
ハイブリッド配信でもテレビ番組のような演出が可能です。
テレビ番組では出演者の名前やトークテーマ、番組名などを映像に追加することで、視聴者に番組の雰囲気を伝え、番組内容をわかりやすくする工夫を施しています。
また、発言者の言葉に合わせたテロップが画面上に表示されているところを見かけたこともあるでしょう。
ハイブリッド配信でも、事前にテロップを作成し、登壇者の話に合わせてリアルタイムに表示させることができます。
オンライン参加者にテレビ番組を見ているような印象を与えることができ、素人っぽさが抜けてイベントの格があがります。
大規模なカンファレンスなどイベント規模や内容によっては、テロップ出し対応のスタッフを増やす必要があるため、画像制作費だけでなくスタッフ費用もかかってくることに注意しましょう。
合成した映像を配信
気象予報士が天気図を背景に気象解説をしているように、出演者の背景にグリーンバックを設置して映像を撮影することで、人物の映像と別の映像をリアルタイムに合成させて配信することができます。
映像合成ではグリーンバックや撮影機材はもちろん、映像をその場で合成するためのパソコン台数も必要になってくるため金額がかかりやすい演出です。
しかし、映像合成は素人ではできない演出であり、オンライン参加者に驚きと楽しさを与えることができます。
上記3点のほか、事前に動画を収録して配信当日に流したり、蓋絵と呼ばれるイベント開始前に視聴者に表示する画像を用意するなど、イベント内容によって工夫を凝らすこともできます。
映像合成もテロップもつけた配信となると、機材費やスタッフの人件費などかかってくる費用は最低15万円から。
もちろん、自前でテロップや動画を収録すれば制作費を省くことができますが、株主総会や製品発表会など外部に向けたアピールや有料ウェビナーで素人感が出てしまっては、イベント内容そのものの信頼度が落ちてしまう恐れがあるでしょう。
開催するイベントの目的に合わせて、どこまで制作を依頼すべきか配信代行業者と相談して決めましょう。
Zoomウェビナー配信でコストを抑えるためのコツ【2】
機材や会場を自前で取り揃える
撮影機材やマイクやスピーカーの音響機材を自前で取り揃えられると、レンタル代が省けるためコストを抑えることができます。
特に社内に大きな会議室やスタジオがあり、スクリーンやマイクなど講演用の機材が揃っている場合は借りずに活用してみましょう。
会場によっては音響機材が古くオンライン配信に向いていないものなどもあります。
パソコンと音響機材を繋ぐのに音響の専門知識が必要になってくるため、配信代行業者に一度機材の確認をしてもらいましょう。
機材をレンタルする場合は、貸し出される機材に注意が必要です。
テレビ並みのハイクオリティな映像が撮影できる撮影機材を提案する配信代行業者もいますが、Zoomを使った配信であればハイスペックな撮影機材は必要ありません。
Zoomで映像を配信する際は、高画質な映像でも一度圧縮して変換してしまうため、意味がなくなってしまうからです。
フリートでもiPhoneを撮影機材として使用した配信がありましたが、最低限の綺麗な画質を確保でき、お客様も満足のいく配信ができました。
配信代行業者から高額な機材レンタル費を提案してきた場合は、貸し出される機材について確認しましょう。
【ハイブリッド配信事例】Zoomウェビナーで講演会を配信!
コストを抑えつつ、充分な配信ができた事例として、フリートによるZoomウェビナーを活用した講演会のハイブリッド配信をご紹介いたします。
Zoomウェビナーを活用したハイブリッド配信事例【1】
予算重視のハイブリッド配信を依頼
プラットフォームサービス株式会社様(以下、プラットフォームサービス様)より、「ちよだプラットフォームスクエア」の17周年記念イベントとしてハイブリッド配信のご依頼をいただきました。
「ちよだプラットフォームスクエア」は「多世代・多地域がつながり育つシェアオフィス」をコンセプトとし、千代田区の公共施設をリノベーションして創設されたシェアオフィスです。貸し会議室やサテライトオフィスを構え、名刺印刷や資料作成ができるビジネスセンターを併せ持ちます。
新型コロナウイルス流行による働き方や都市のあり方の変化をテーマに、プラットフォームサービス代表取締役社長がモデレーターとなり、コピーライターの糸井重里氏をはじめとする著名な3名が対話する豪華な鼎談となりました。
お客様はすでに会場での講演会やイベント開催の経験がありましたが、ハイブリッド配信は今回が初めて。
配信環境の設定や撮影用カメラのレンタル、当日の現場サポートなど映像配信のために必要な準備をフリートよりサポートさせていただきました。
Zoomウェビナーを活用したハイブリッド配信事例【2】
自前の機材活用により最低限の費用で配信を実現
プラットフォームサービス様の最優先事項はコストを抑えた配信です。
これまで会場での講演会などを行っていたことから、すでにモニターやマイク、スピーカーなどをお持ちであり、用意されている機材をフル活用することで機材レンタル費を抑えることができました。
配信ツールは、多くの方が使い慣れているZoomウェビナーを用い、配信コストも削減します。
加えて、フリートからも音響関連の機材以外には持ち込みを行わなかったことで運搬費用も抑えることができました。
一方で、依頼者が慣れている機材とはいえ、配信中にはどんなトラブルが起きるかはわかりません。
イベントの配信中断や映像、音の乱れを防ぐために、フリートでは必ず会場の設備チェックとともにリハーサルを行います。
今回は登壇するゲストが忙しく集まれない状況だったため、ゲストを含めずに機材を組んでの撮影リハーサルを行い、当日配信する画面レイアウトの確認を通してお客様と配信のイメージをすり合わせました。
配信映像の右上に載せるトークテーマのパネルや登壇者の投影資料もお客様が素材を自作されたため、フリートからは主にお客様の出したいタイミングで映像を流し、カメラのスイッチングを行うなど当日の配信進行に注力いたしました。
もちろんテロップのデザインや表示も凝った演出が可能であり、フリートではお客様のイベントの雰囲気に合わせた素材を作成させていただきます。
Zoomウェビナーを活用したハイブリッド配信事例【3】
コストを抑えつつ「分かりやすい」配信を心がける
簡素な演出が求められたとはいえ、ハイブリッド配信では会場の参加者とオンライン参加者それぞれに伝わる配信を行うことが重要です。
基本的にハイブリッド配信では会場にいるお客様が見ているスクリーン上の映像をそのままオンライン参加者に配信するわけではありません。
会場にいる参加者は登壇者とともにその場の空気を体感していますが、オンライン参加者の情報源は画面から伝わる映像と音声しかなく、その場の雰囲気や会場の様子を掴みづらい状態で視聴しています。
どうしても来場者とオンライン参加者で受け取っている情報量が異なるため、参加者間で温度差が出やすく、会場では盛り上がっていてもオンライン参加者が置いてきぼりになる現象を招きかねません。
今回は会場では舞台向かって左側にスクリーンを配置し投影資料やトークテーマを映す一方で、オンライン参加者には投影資料だけでなく話す登壇者の様子を映す工夫を加えました。
イベントによっては、会場全体の様子や話していない他の登壇者の表情を固定カメラで撮影し配信することもございます。
来場者とオンライン参加者の両者が現場の熱気を共有し同じテンションで盛り上がれるように配信できるかが配信代行業者の腕の見せ所です。
フリートでは数々の配信実績と経験から、どんな演出だとオンライン参加者も前のめりに参加できるか熟知しており、お客様のイベントに合わせた配信をご提案いたします。
お客様にとって初めてのハイブリッド配信になりましたが、大きな混乱もなく無事に配信を終えることができました。
会場が閉鎖されたとしてもイベント自体の中止を避けられ、これまで遠距離で参加できなかった人々もイベント参加可能にする点がハイブリッド配信のメリットです。
イベント開催の新たな形として今後も増えていく一方で、初めての配信であれば下記のお悩みでつまずいてしまうお客様もいらっしゃいます。
- ハイブリッド配信に最適な機材も配信のやり方もわからない
- コストを抑えつつも、最低限のクオリティは担保した配信を行いたい
- イベント開催予定だがハイブリッド配信に適しているかわからない
弊社は単純な映像の配信代行ではなく、お客様の企画内容に踏み込んでご提案させていただくことで、オンライン参加者も前のめりにさせる配信を行います。
また、弊社はZoom社公認の配信サポート企業であり、Zoomの専門家だからこそ機能を最大限に活かした配信企画をご提案することができます。
ハイブリッド配信をご希望のお客様はぜひフリートへお気軽にご相談ください。
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