2021.05.19
オンライン採用活動での企業の課題と克服事例を聞いてみた!
※この記事は、オンラインの会社説明会などで採用活動を行っている企業さまにこそ、ご覧いただきたい内容です。
せっかく費用をかけて参加する合同説明会などで、
「圧倒的に他社と差別化したい」
「就活生に強烈に印象を残したい」
「せっかくのチャンスをものにしたい!」
といった企業様に向けて、私たちは企画から当日の運営までオンライン採用活動をフルサポートしています。
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2020年は突発的にオンラインでの採用活動を余儀なくされた会社が多いのでは無いでしょうか?
2021年度はすでに経験値もついたものの、前年度の手応えのなさやトラブルにも見舞われた企業も多いようです。
fleetのブログ担当である私も新卒での就職活動を経験しており、当時は海外在住だったためオンライン上での面談なども並行して就職活動を行っていました。
そんな経験も踏まえて、今後企業がオンラインでの採用活動を成功させるためのコツを深掘りしてきます!
採用をオンライン化してみた企業の手応えと課題感
(フリートが配信を担当した、オンライン会社見学「若旅オンライン2020」の取材映像。山口県が主催し、県内多数の企業を紹介。全国から就活生が参加した。)
全研本社株式会社が2021年2月24日から同年2月25日行った「コロナ禍における新卒採用の実態調査」によると、半数以上の企業が新型コロナ以前と比較してオンラインの新卒採用活動に力を入れていると回答しました。
一方で、オンライン上の採用活動における企業側の課題も浮き彫りになったようです。
オンライン採用の課題【1】
説明会の手応えが得られない
オンラインでの説明会を実行してみたものの、学生からの反応が今一つと感じる人事や採用担当が多いようです。
コロナ前から行っていた説明会とおんなじ内容と構成で伝えているけれども、対面と比べて画面上だとうまく伝わっているのか不安になってしまいます。
特に、スライドや資料を映しながらの説明は、学生の顔や反応が見えずに手応えを掴むのも難しくなってしまいます。
オンライン採用の課題【2】
ディスカッションや座談会が難しく感じる
先輩社員とも話をすることで社風を直接感じ取ってもらえる座談会も、オンラインでは難しく感じる企業が多くいらっしゃいます。
特に、少人数のグループごとで話してもらうと、採用担当者からは全ての議論を満遍なく見る術がないため、進行に不安を感じる方も多くいらっしゃるでしょう。
オンライン採用の課題【3】
うまく会社を伝え切れない
例年に比べて、エントリーシートの中身が会社HPの内容程度になっていたり、会社のことを理解不足のままに書いていたりしていると企業が感じているようです。
企業側もオンラインの特性を活かしきれず、会社の魅力や必要な情報のアピール不足を課題にあげる企業もいらっしゃいます。
以上、オンラインでの採用活動の課題を挙げてみました。思い当たる節がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それでは、オンラインの採用活動では、実際にどのような点に気をつけて改善していけば良いのでしょうか?
オンライン採用活動で意識すべきポイントは3つ!
採用担当者がオンラインの特性を理解していないことが根本的な問題でもあります。
リアルであれば、説明する人も五感を用いて全体の学生の雰囲気を掴むことができるので、突発的なトラブルが出たとしてもこれまでの経験値で乗り切った採用担当者もいるでしょう。
特にオンラインでの採用活動で特に注意すべき点を下記に挙げてみました。
最低限、学生に聞いてもらえるような通信設備の整備
リアルでも会場の設営を丁寧に行い、きちんと学生が説明会に集中できるような場づくりを心がけるのと同じく、オンラインでも会社の通信環境を整えて集中してもらえる環境を整えることは大切です。
よくある問題として、通信環境を整えていなかったために、説明会の途中で何度も映像が途切れたり、遅延したりする放送事故があります。
また、マイクの音が大きすぎたり、音が割れているような音質になっていたりしないでしょうか。
オンライン採用活動の前提でつまづいてしまうと、学生に内容を聞いてもらえないどころか、オンライン対応もできない会社としてイメージダウンする恐れもあります。
本番前には、安定した通信環境の確認とリハーサルを通して機材チェックを行い、そもそも聞いてもらいやすい状態かを確認しましょう。
ビジュアルの見せ方やオンライン用に中身を企画し直す
オンラインでは、そもそものコンテンツをオンライン向けに変える必要があります。
特に採用説明会は会社にとって自社の魅力をアピールできる場でもあり、学生は会社HPに記載されている内容以上の情報を期待して参加します。
オンライン上でも会社説明会の重要性は変わりませんが、資料を画面共有して読み上げるだけでは、聴く側も一方通行に情報を流されるだけになるため集中力が途切れやすく、つまらない印象を与えます。
オンラインでは会社の魅せ方に拘るだけでなく、双方向のやりとりを含めてイベント企画を考えることが必要です。
オンラインでのコミュニケーションに慣れる
オンライン採用活動以前に、採用担当者がオンライン上でのコミュニケーションに慣れていないケースがあります。
普段のように話しているつもりでも、画面上でぶっきらぼうに映ってしまたり、声のトーンが無機質に聞こえてしまいがちです。
オンラインの場合では、手振りを大きくするなど普段のリアルでのコミュニケーション以上に工夫する必要があります。
また、反対に画面にずらっと人の顔が映り、一点に画面を見つめられたり、画面後しでマイクとカメラを通して話したりすることに苦手意識を感じる担当者もいらっしゃいます。
普段の自分の見え方のチェックだけでなく、日頃からオンライン上での会議ややりとりを通して、オンラインのコミュニケーションに慣れることが必要です。
以上、オンラインでの採用活動で意識すべき点をご紹介しました。
ブログ担当である私の当時の就職活動でも、通信環境が悪く説明会が一回でも映像が途切れたり遅れたりしただけで、集中力がなくなった経験があります。
また、リアルの企業採用説明会で採用担当者が一方的にスライドを見て話すだけであったり、説明の声が聞こえづらくて会社の説明がよくわからなかったりした企業の思い出が浮かびます。
リアルと変わらず、オンラインでも準備とイベント企画力が企業には必要なのです。
冒頭でお伝えした、「企業側が持つオンライン採用での課題」それぞれに対し、改善策や工夫をご紹介します!!
オンライン採用の課題【1】
退屈なイメージの会社説明会
会社の会社説明会でリアルで行っていた説明会をそのままオンラインに移行させただけだと、学生に退屈さを与え、伝えたいイメージとは別の印象を与えてしまう恐れがあります。
会社説明会はどの点を工夫すれば良いのでしょうか?
映り方に注意!画面の角度は候補者に威圧的か?
そもそも画面に映るときの話し方と、対面でお話しする話し方では注意点が異なります。
例えば、カメラに映る時ですが、パソコン付属のカメラ位置のままで写っていないでしょうか?
ノートパソコンやデスクトップスクリーン付属のカメラを使用すると、カメラの撮影角度よりも目線が上になりやすく、視聴者に威圧感を与える見え方で映ってしまいます。
ぜひ、カメラの位置を自分の目線と同じかやや上から撮るようにしましょう。少しカメラの位置を変えて撮影するだけで、印象が柔らかくなります。
せっかくのオンラインなのに一方的に情報を流すだけ?魅せる工夫を盛り込むべし
ただ会社の動画を流すだけ、人事・採用担当者がスライドや資料を画面共有して、一方的に話しているだけという内容になっていないでしょうか。
実際のオフィスや会議場など、ある程度の場が用意されて緊張感持って聞いてもらえるリアルな会場とは違い、オンラインでは自宅や個人の好きな場所から参加するのが前提です。
画面外にはスマホ等気が散るものが置いてありそもそもコンテンツに興味を持たせる工夫を仕掛けておかないとすぐに学生の集中力は切れてしまいます。
例えば、説明会の前に簡単なアイスブレイクのゲームを挟んでコミュニケーションを多くとることで、学生に説明会に集中してもらう工夫をしましょう。
このほか、実際の会社見学の空気感を生み出すために、採用担当者がカメラを持って会社内を歩き回ってみたりすることも良いでしょう。
会社説明会は一つの番組だと思って、導入時点から学生を引き込むようなコンテンツを盛り込むことが、オンライン採用活動において重要です。
オンライン採用の課題【2】
双方向の座談会・ディスカッションが難しい
リアルとの違いがより強く感じられるのが、ディスカッションや座談会です。
企業側は学生の本音を伺え、学生は先輩からのリアルな働く現場を聞ける良い機会となります。
しかし、オンラインの特性を理解せずに、いつもと同じように進行を進めては失敗します。
オンラインならでは注意するべきポイントを2点ご紹介します。
オンライン上のコミュニケーションの適切な場づくりがわからない
採用担当者が双方向のやりとりが上手くいかないと感じる要因の一つとして、オンライン上のディスカッションのやり方を知らないことが挙げられます。
Zoomには「ブレイクアウトルーム」と呼ばれる機能があり、小グループにわけて参加者を個別にディスカッションさせることも可能です。
リアルでは学生同士もうなづきや目線で、話の合間をつなぐことが可能なので大人数でもある程度座談会やディスカッションは機能していました。
しかし、オンライン上では一人の発言に注目が集まりやすい特性があります。
いきなりオンラインで大人数の中から挙手で発言してもらおうにも、学生は萎縮してしまいます。
画面上では場の空気が読みづらく一度沈黙が生まれてしまうと、静まりかえった雰囲気の打破は難しくなってきます。
しかも、事前の会社説明会が退屈な内容であれば、しらけた状態で会話に参加することになり、さらに発言数が少なくなってしまいます。
発言のハードルを下げるために、グループの人数を少なくしたり、座談会に集中してもらうために事前のコンテンツで場を暖めたりと採用担当者側での場づくりが重要です。
採用担当者のオンラインコミュニケーション慣れをしておく
採用担当者自身が画面上でのコミュニケーションを習得することも必要です。
オンラインでのコミュニケーションでは、リアクションやうなづきを普段よりも大げさにしてやっとリアルと同じぐらい伝わると考えてください。
また、ボディランゲージも多めにすることで、意図や説明を伝わりやすくしましょう。
実際にカメラの前で練習してみて、どのように映っているか確認することも大切です。
オンラインに苦手意識を持つ方の中には、画面上に一様に並ぶ目に苦手意識を持つ方もいらっしゃいます。
学生も緊張しているので、カメラの前だと表情がぶっきらぼうになりがちです。
事前にアイスブレイクやゲーム、アンケートなどを盛り込むことで、学生の緊張をまずほぐすことから始めましょう。
実際に画面の前で手を挙げてもらうのも効果的です。
後半で挙手ボタンやアンケート機能を用いたり、チャットで意見を書き込んでもらったりするなど、段階的に学生を会社説明会へ引き込んでいきましょう。
オンライン採用の課題【3】
オンライン面談の課題と改善
企業の中には、面接もオンラインで行っていることも珍しくありません。
しかし、以前よりも、学生の印象が今一つ薄く、本人以外の要素で減点してしまうという意見が寄せられています。
オンライン面談に臨む際は、特に学生側の通信環境の確認も含めて、面談前にチェックリストを渡せると良いでしょう。
特に、ポケットWi―fiを利用している学生だと、ギガ数が足りずに通信環境が遅れてしまい、お互いに満足できる面談ができなくなってしまいます。
カメラと音声の入力に間違いがないか、面接のためのURLに間違いがないか、パソコンやタブレットに充電がしっかり入っているかどうかなど、事前に確認すべき項目を伝えることで、学生側にも面接前の不安を取り除いてあげることが重要です。
チェックリストと併せて、企業から候補者に向けて接続テストの日を作ってあげることも重要です。
実際に接続してもらって、映りや接続場所の通信環境を整えてもらうことで、未然に面談中のトラブルも防ぐことができます。
「若旅オンライン」から見るオンライン採用の事例
ここまで、オンライン採用での課題と改善のポイントをご確認できたと思います。
山口県で開催された「若旅オンライン2021inやまぐち」(以下「若旅」)を例に、オンライン採用活動での事例とともに工夫したポイントをオンライン生配信の専門であるフリート合同会社の代表の古里に聞いてみました!
「若旅」は元々県外や全国の就活生を対象に1泊2日のバスツアーで各企業を回り、現地で企業見学や社員との交流を行うことを目的とする企画でした。
しかし2020年は新型コロナウイルス流行もあり、企画をオンラインへ移行させる必要がありました。
例年と違ってオンライン上から学生に参加してもらうため、これまでの旅行感やその場でのやりとりなどのライブ感を損なわず、いかに興味を持ってコンテンツを見続けてもらうかがポイントでした。
まるでテレビ番組!?司会者や画面テロップで番組さながらの画面に
学生はオンラインコンテンツに常日頃から慣れきっています。
Youtubeでは既に編集された良質なコンテンツが見れる上に、コンテンツをザッピングしながら能動的に見たいものを探す癖もついています。
「若旅」は朝9時から夕方5時という長丁場なスケジュールであり、ただ現場を撮影しただけや資料を説明するだけの動画だと、確実に学生に飽きられる恐れがありました。
そのため、fleetでは企業説明会を番組に見立てて、実際に司会の進行役を入れたり、生配信中にテレビ番組のようにテロップを入れるなど長時間観ていても飽きない工夫を盛り込みました。
中継を使ってライブ感を再現!常に視点は学生に
工場見学や会社訪問の様子を映す際には取り置きの映像を流すのではなく、リアルタイム性とライブ感を重視しました。
iPhoneやiPadなどを用いて中継し、リアルタイムで社員と学生が質問ややりとりを行うことで、一方通行の情報発信を避けました。
カメラの移動も実際に人の目線の位置に合わせ、会社の外から受付を通ってオフィスを見学するなど、実際の会社訪問を擬似体験できるように意識しました。
この他にも360度カメラを用いて、学生側からもある程度画面を動かして観たい場所を自由に焦点を当てられるようにする等、できる限り学生側も能動的に参加する要素を取り入れました。
場を温めつづけ座談会やディスカッションにつなげる
いきなり座談会やディスカッションに入る前に、企業説明会の合間にクイズ大会やレクリエーション、バーチャル観光を挟むことによって、常に学生がオンライン上での参加や発言のハードルを下げつづけました。
オンラインのやりとりに十分慣れてもらった結果、座談会やディスカションの時間でも、学生が普段と変わらずに先輩社員に質問しやすかったようです。
もう一つ、座談会の工夫として、話すグループごとも細かく設計しました。
例えば、様々なタイプの社員の声が聞けるように、部署ごとや男女比も意識してグループを分けます。
同じ人に何度も顔合わせしないように、定期的にグループ内のメンバーもシャッフルしました。
興味を持ってもらいやすいセッティングを行うことで、学生には毎回新鮮な顔ぶれで座談会に臨んでもらえます。
以上、若旅を事例としたオンライン採用のポイントについてお話しいたしました。
私が当時会社見学をする中で、ある会社では工場の写真を大きく映すだけで会社の説明をされたことがありました。
「若旅」のように実際に動いている機械や普段の働く人々の様子がリアルタイムで見れた方が現場感を感じやすく、リアルよりオンラインの会社説明の方が魅力に感じますね。
フリート合同会社代表の古里は、オンライン採用こそ地方にとってはチャンスであると話します。
「若旅」でも移動時間と見立てて会社周辺や山口の観光名所も一緒に案内することで、企業だけでなく地域も含めた魅力も学生伝えることができました。
地方企業であれば、地域ごと魅力を持ってもらうことも重要です。
これまでは資金力のある企業が面接会場を抑えたりや採用イベントに出展したり活動を広げていき、資金が少ない地方企業に不利な状況でした。
しかし、オンライン採用であれば、全国の学生に自社をアピールすることができ、しっかりと企画と準備を行えば、人材獲得競争でも大企業と同じ土俵に立つことができます。
学生にとっても、地方企業の魅力をもっと知ってもらうことで就職活動の視点の広がりにもつながっていくでしょう。
フリートのオンライン採用活動のサポート・特徴
社内でオンライン採用に取り組む中で、
-
ITに慣れている人材がいない
-
既に取り組んでいるが内容に手応えを感じない
-
オンラインならではの企画をどう作れば良いかわからない
などお困りでしたら、ぜひフリート合同会社へご相談ください。
弊社、フリート合同会社は、Zoomを徹底的に熟知したオンライン配信専門会社です。
オンライン配信のための機材の準備や配信内容の企画はもちろん、オンラインでのより良い話し方やファシリテーションなどもアドバイスさせていただきます。
「若旅」の事例でも、半年間の企画打ち合わせから始まり、撮影機材の準備やオンライン配信に熟知したスタッフの派遣など徹底的にサポートさせていただきました。
オンライン採用の課題を解決する!フリートの配信サポート
弊社フリートは、お客様が抱えるオンライン採用・Zoom配信のお悩みに対し、多角的なサポートを実現させてきました。
以下に弊社が提供できるサービス概要を、問題点をおさらいしながら、順番にご紹介していきます。
オンライン採用の課題解決サポート【1】企画 提案
収録動画を配信するだけではなく、リアルタイムで参加するオンライン採用イベントを成功させる場合、何よりも大切なことは、
「なぜ採用を行うのか」
「なぜオンラインで採用イベントを開催するのか」
企画の目的を改めて確認することにあります。
「とりあえず、他の企業もオンラインで説明会を開催しているから我が社も…」
と言った具合に、目的とゴール、その道筋も曖昧なままオンライン採用活動を行っても、満足のゆく結果が得られないまま終わってしまうことが懸念されます。
採用イベントを催す趣旨こそオフライン(対面)と変わりませんが、参加者が受け取る印象はオンラインとオフラインとで、まるで違ってくるためです。
たとえば、伝えたい会社の強みや社風、ターゲットに設定している候補者に合わせてイベント内容や見せ方に演出を凝らせることは、ぜひ取り入れたいオンライン採用イベント”ならでは”の強みのひとつです。
真面目な人材を採用したい場合には「ニュース番組」を連想させる固めの演出。その逆、クリエイティブな人材を迎え入れたいのであれば、「バラエティ番組」のようなカジュアルな演出を凝らすことで、就職希望者に対して視覚からも会社のカラーを伝えることができます。
また、会社側と参加者側、双方向のコミュニケーションを取りやすくさせる工夫を考案できることも、オンラインの良点です。
参加者に”アットホームさ”を伝えたい場合、様々な年代の社員を登壇させてパネルディスカッションを行うなど、交流型のイベントを取り入れることも効果的と言えるでしょう。
しかし、ここでもオンラインとオフライン、両者のコミュニケーションの違いに着目する必要があります。
「全参加者の意見を集める」ことは、オフラインでこそ段取りに時間がかかってしまいますが、オンラインであれば「チャット機能」を用いることで手間なく行えることができます。
その一方、全参加者の顔が見えている分、個別で手を挙げて質問することは会場にいる時よりも勇気が必要です。
発言中は、他参加者がミュート状態で静かに耳を傾ける場面も多く、発言者にかかるプレッシャーはオフラインよりも強くのしかかるのです。
会社説明会であれば、質疑応答の時間までに質問が出しやすい・発言しやすい雰囲気づくりも大事になってきます。
会社説明会で伝えた社風、創業の歴史などに対して質問や感想が出てくれば、候補者も前のめりにイベントに参加してもらえた証拠と言えるでしょう。
しかし、質問が出ない、芯を捉えていないテンプレートに思えてしまう質問しか出てこないようであれば、参加者が採用イベントに興味を持てなかった、頭に入ってこなかったことも、暗に示しています。
フリートでは、会社の採用イベントの目的をお聞きした上で、企画段階から打ち合わせをし、採用したい候補者のイメージに沿った演出を一緒に考案していきます。
また、企業側だけでなく参加者の満足度も高いイベントとなるように、発言しやすい場づくりのためのアイスブレイクや、参加者が自ら前のめりになるような仕掛けのご提案も任せて下さい。
これまでの経験より企画段階からサポートさせていただきます。
オンライン採用の課題解決サポート【2】台本
採用イベントに限った話ではありませんが、オンライン採用イベントをスムーズに進めるため必要不可欠なのは「台本」です。
オンライン配信は映像と音声で情報を伝えますが場の空気感までは伝わりません。
そのため、オフラインの採用イベントよりも、参加者に強い集中力が求められる傾向にあります。
しかしながら、自宅などのプライベート空間からも参加ができるため、集中が途切れやすい特徴も併せ持っています。
「集中しにくいが、集中しなければならない」状況下で、イベント進行中に間(ま)ができて流れが止まってしまうと、参加者に余計な負担がかかり、集中力も途切れてしまうことは想像に難くないのではないでしょうか。
準備をしないままにオープニングで長い話が延々と続いたり、イベントの要点がはっきり掴めない場合、参加者はイベントの前半から「退屈そう」な印象を持ってしまいますし、進行に手間取っている様子はそのまま会社のネガティブなイメージとして伝わります。
集中が途切れやすい環境で行うイベントだからこそ、台本を用意して、要点を抑えた進行を進めたり、配信中のコンテンツを濃くすることで飽きさせない工夫を用意することがオンライン採用イベントには必要なのです。
一例ですが、
イベント冒頭で当日話す内容のダイジェストを伝える。
参加者へイベント視聴の目標を提示する。
など、参加者が時間を有意義なモノにするポイントを施す工夫があると良いでしょう。
また、イベント時間自体も短めに設定、内容を濃くすることで、参加者も負担なく視聴し続けることができます。
台本を用意したことのないお客様でもご安心ください。
フリートでは、参加者を飽きさせないため、1本のテレビ番組を作るクオリティ当日進行をスムーズに進めるための台本も合わせて用意いたします。
もちろん、台本に沿った本番さながらのリハーサルも欠かしません。未然に防げるイベント当日のトラブルを全て、明白にして不安なく臨める体制を整えます。
オンライン採用の課題解決サポート【3】司会者
演出の要素のひとつ、細かい話にも思えますが、司会者を用意することもオンラインイベントを成功させる秘訣です。
一般的に採用イベントは、人事担当者や話が得意な社員が司会進行を担うことが多いですが、普段、対面の場で話し慣れている方が、必ずしもオンラインで最適なファシリテーションができるとは限りません。
また、新卒採用の場合は年齢が近く話しやすい、ITツールに比較的慣れている世代であるこから入社して数年の若手が司会を担当することもあります。
しかし、若手社員は社風や会社の事業を伝えるにはまだ理解が浅い状態ですし、I Tツールに詳しいことと、オンライン採用イベントの司会進行ができることとは、やはり別の能力です。
特にオンライン上では一度でも話が途切れたり、場の盛り上がりを欠いてしまうと、場を盛り返すことが困難です。
急に参加者に話題を振ったとしても、イベント中に関係が構築されていなければ、答えるハードルも高く回答が返ってこない場合だってあるでしょう。
先にも述べたとおり、オンラインでは参加者全員が、体全体で場の雰囲気を掴み取ることができません。
司会には、オンラインに適した話し方、段取りを視野に入れた配慮が求められます。
フリートでは、オンライン配信の特徴を理解した司会進行を行える司会者を手配することも可能です。
参加者が質問しやすい環境を作ることも得意としておりますし、司会担当となった社員様に対して、オンライン上の話し方、進行のノウハウ、注意すべき点などをアドバイスすることも可能です。
また、全体を見渡せる第三者の目線が加わること自体に対してのメリットも付け加えさせて下さい。
会社と入社志願者のほかに、外部の目線を用意することで、客観的な目線からイベントをスムーズに進めることができるようにもなります。
オンライン採用の課題解決サポート【4】登壇者のサポート
司会者だけでは無く、イベント登壇者の立ち振る舞いや演出にも注意が必要です。
会社説明会のコンテンツのひとつに、社員を交えた座談会や業種・職種別社員のパネルディスカッションを用意される会社も多いのではないでしょうか。
司会者への注意点と同じく、登壇者もオンラインで話すスキルが求められるのがオンラインイベントです。
意思疎通ひとつとるにしても、超えなくてならないハードルは沢山存在します。
失敗例としてよく耳にするのは、登壇者が画面共有で資料を画面いっぱいに広げて話を続けてしまうケースです。
「参加者が資料を見ている」前提で話を進めるため、身振り手振りもおざなりになりがちですし、話し方も小声で棒読みになってしまい、参加者の聞く意欲を削いでしまいます。
(繰り返し、記事内でお伝えしていますが)、オンラインでは音と映像でしか情報が受け取れないため、登壇者は普段以上のリアクションでイベントに臨む必要があります。
画面上で登壇者の存在感をアピールすることは、話に参加者を引きつける上でも重要です。
フリートでは、登壇者に対しても様々なサポートを行っています。
話し方やカメラ目線など立ち振る舞いの指導はもちろん、画面上で映える資料の作成や映像と登壇者を合成して配信する工夫もご提案します。
加え、登壇者の通信環境や設備もチェックします。
たとえば登壇者の方でパソコン内蔵のマイクを使用して参加される方がいますが、登壇者の位置によっては音が遠く聞こえ、パソコンの性能に音質が左右されてしまいます。
このような見落としがちな細かな問題も、マイクと口との距離が近いヘッドセットを用いる対策をとることでことで解決することができます。
弊社代表古里は、オンラインミーティング推進協会の理事も務め、オンラインに適した話し方や映り方を熟知しています。オンラインでも登壇者の魅力を引き出せるように、アドバイスさせていただきます。
オンライン採用の課題解決サポート【5】会場手配
社内の会議室から配信する際、通信環境や機材のチェックは必ず行いましょう。
ホテルの宴会場、貸し会議室など外部の会場を手配するケースであっても変わりません。
会場先にスクリーンやカメラなど、オンライン配信に適した通信機材と環境があるか、入念なチェックをする必要があります。
これは、普段の業務やミーティングで何の問題も無く配信ができていたとしても、多数のアクセスを処理しきれずに回線が落ちてしまう場合もあるからです。
特に、ホテルの会議室では従来のリアルで行う会議が前提で設備が整えられていることも多く、オンライン配信に十分なインターネット環境が整えられていない可能性も視野に入れねばなりません。
フリートでは、お客様の目的や内容に沿った会場をご提案、手配から承ることも可能です。
オンライン配信を熟知しているため、会場のインターネット環境は事前に必ず速度チェックを行いますし、仮にインターネット環境が整っていない会場であっても「マルチS I Mルーター」を持ち出すことでオンライン配信を可能にする手立ても持ちます。
会場の手配から、Zoom配信に最適な機材ご用意することも弊社の仕事の一環です。
弊社フリートは、オンライン採用イベントの配信代行をするのではなく、一緒に創り上げ、成功に導くご提案を得意としていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
これからも、オンライン配信によって、距離や時間の制約を打破し、企業や学生、日本中の人々に「情報」を届けることで、自由に人生を選べる選択肢と可能性を最大化していきます。
学生と企業ともにより良い出会いを生み出していくためにも、オンライン採用に力を入れていきたい企業はぜひフリート合同会社へご連絡くださいませ!
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