2025.02.13
Zoomの画面共有時の落書き防止方法!注釈の使い方
Zoomの画面共有時に
「勝手に落書きのような線が入った!」
というような経験はありませんか?(下記画像参照)
仲の良い同僚同士でのZoomなら良いですが、これが取引先やセミナーの場合はちょっとしたトラブルになります。
では、この線がなぜ入ってしまうのか?というと、「注釈」機能によるものです。
そこで今回は、線や文字などを参加者が誤って描画しないための対策から、注釈の基本機能まで解説します。
Zoom画面共有の注釈はどんな機能?
Zoom画面共有の「注釈」機能は、共有されている画面にテキスト、線、スタンプなどを書き込める機能です。
使い方は、画面共有をされている状態で、下記の注釈をクリックします。
注釈をクリックすると、下記のようなメニューが表示されます。
それぞれのメニューを選択して、注釈として共有画面に書き込めます。
注釈機能の各メニュー
注釈の各メニューの内容は、以下のとおりです。
- マウス…注釈を無効にしてマウスポインターに切り替え
- 選択…注釈の選択、移動、サイズ変更
- テキスト…テキストの挿入
- 描画…線、矢印、図形の挿入
- スタンプ…矢印やチェックマークなどのスタンプを挿入
- スポットライト…カーソルをスポットライト、矢印、バニシングペンに変更
- 消しゴム…注釈で自分が描いたものを消す
- 色…線やテキストのカラー指定
- 元に戻す…最新の注釈を元に戻す
- やり直し…元に戻した最新の注釈をやり直す
- 消去…注釈を削除する
- 保存…注釈で描かれた内容を含む共有画面を保存
幅広い機能があるので、プロジェクトメンバー間で画面を共有してメモを書き込むなどの場合にはとても便利です。
Zoom画面共有中の注釈は参加者全員の画面に表示されます!
便利な注釈機能ですが、セミナーなどの場合に誤って描画されてしまうとちょっとしたトラブルになります。
なぜなら、注釈機能で書き込まれたテキストや線は、注釈機能を使用した本人だけではなく、参加者全員に表示されてしまうからです。
たとえば、Aさんが画面共有をしているときに、参加者Bさんが注釈機能を使って下記のような描画をしたとします。(「テスト」の赤文字)
すると、この「テスト」の文字は参加者全員に表示されてしまうのです。
セミナーやイベントの主催者からすると「あれ?何も触ってないのに勝手に何か書かれたぞ!?」となってしまいます。
他の参加者は「急に変な線が描かれたけど、なんだろう?」と思ってしまうでしょう。
そして、主催者が慌てて一旦画面共有を閉じてしまうとなれば、進行に遅れが生じてしまいます。
Zoom画面共有時の注釈が描かれてしまった場合の対処法
注釈が描かれてしまった場合は、慌てずに「消去」機能を使いましょう。
文字通り、注釈で描かれた線やコメントを消去できます。
ただし、以下の3つの選択によって、どの内容を消去するかが変わります。
- すべての描画を消去…すべてのユーザーの注釈を消去
- 私の描画を消去…自分が描いたものだけを消去
- ビューアーの描画を消去…画面共有している人以外の注釈を消去
たとえば、主催者がメモとして注釈を使用し、その内容を残しておきたい場合は「ビューアーの描画を消去」を選択します。
誤って注釈を書いてしまった側はどうすればいい?
誤って注釈で線や文字を書いてしまった場合も「消去」機能で消せます。
「消去」から「私の描画を消去」を選択で消去できます。
Zoom画面共有時の落書き防止策!
注釈の必要がないのであれば、注釈機能を無効にする方法が効果的です。
設定方法は、以下のとおりです。
- 1.Zoomサイトにログイン
- 2.ナビゲーションパネルで「設定」をクリック
- 3.「ミーティング」タブをクリック
- 4.ミーティング内(基本)で注釈の設定を無効にする
この設定で、注釈機能そのものを利用できなくなります。
主催者のみ注釈を利用したい場合
「注釈は利用したいが、他のユーザーからの書き込みをできないようにしたい」といった場合は、下記の設定で対処できます。
- 1.Zoomサイトにログイン
- 2.ナビゲーションパネルで「設定」をクリック
- 3.「ミーティング」タブをクリック
- 4.ミーティング内(基本)の注釈で「共有しているユーザーのみが注釈をつけることができる」にチェックを入れる
この設定で、共有しているユーザー以外は注釈を利用できなくなります。
しかし、うっかり設定を忘れてしまうケースもあるでしょう。
そのような場合は、Zoomの画面共有ツールバーから設定を変更できます。
- 1.Zoomの画面共有時のツールバーの「詳細」
- 2.他のユーザーの注釈を無効にする
Zoom画面共有時の注釈設定オン/オフの使い分けの例
注釈を効果的に利用するには、シーン別にオン/オフを設定すると良いでしょう。
たとえば、以下のような使い分けがおすすめです。
注釈オン | 注釈オフ |
・資料を用いた社内ミーティング ・デザインなどの打合せ |
・資料を用いた取引先とのミーティング ・Zoomミーティングによるオンラインイベント ・資料を用いたセミナー |
つまり「何か描かれて困る」ような場合は注釈をオフ、「お互いにメモしながら進める」ような場合には注釈をオンにすると良いでしょう。
注釈について事前のアナウンスをしておきましょう
注釈機能については、参加者への事前のアナウンスも大切です。
なぜなら、ほとんどの方が注釈機能を知らないからです。
線を描画してしまった本人は「落書きをしよう」と考えてわざと描いたわけではありません。
むしろ「適当に触ってたら線描いちゃった!どうしよう!」と混乱してしまう方が多いかと思います。
そのため、事前に以下のようにアナウンスをしておくと良いです。
- 画面共有時に「注釈」というアイコンが出ますが、触れないでください
- もし誤って描画してしまったら「消去」をしてください
事前のアナウンスをしっかりしておけば、設定のオン/オフを切り替える必要がなくなります。
Zoom画面共有の落書きは慌てずに対処しましょう
Zoom画面共有時に落書きをされてしまっても、慌てる必要はありません。
「消去」機能を使えばすぐに消せます。
また、絶対に落書きをされたくない場合であれば、事前の設定で注釈機能をオフにできます。
これらの機能を理解して使っていれば、スムーズにイベントを進行できるでしょう。
その他、Zoomミーティングやウェビナーなどでのお困りごとがありましたら、ぜひフリートにご相談ください。
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