2026.09.01
【運営側対策】Zoomの音量がバラつく原因と対策。「小さすぎる・大きすぎる」などの音量を調整するには?
Zoomで動画を画面共有するとき、
「動画の音が小さい」
「急に音が大きい」
「参加者によって聞こえ方が違う」
といった問題が起きることがあります。
しかし、Zoomで流す動画音声を、すべての参加者にまったく同じ音量で届けることはできません。参加者ごとに、PC本体の音量、イヤホンやスピーカー、Zoom側の音量設定が異なるためです。
この記事では、Zoomの画面共有で動画音声がバラつく原因と、オンライン配信で音量を安定させるための考え方を解説します。
Zoomの動画共有で音量がバラつく理由
Zoomで動画を画面共有するときの音量は、複数の要素に影響されます。
- 動画を再生する人のPC音量
- 動画プレイヤー側の音量
- Zoomの「サウンドを共有」の設定
- 参加者側のPC音量やスピーカー環境
配信側ではちょうどよく聞こえていても、参加者によっては「小さい」と感じることもあれば、「大きい」と感じることもあります。これはZoomの問題だけではなく、オンライン配信全体で起きる音声管理の難しさです。
特に動画音声は、登壇者のマイク音声とは別の音源になるため、事前に確認しておかないと音量差が出やすいです。
参加者側の音量を完全に一律化することは難しい
まず押さえておきたいのは、参加者側の聞こえ方を完全にそろえることはできないという点です。
ある参加者はノートPCのスピーカーで聞いていて、別の参加者はイヤホンを使っているかもしれません。外部スピーカーを使っている人もいれば、OS側の音量やZoom側の音量を小さくしている人もいます。
このように、参加者側の環境はそれぞれ異なります。そのため、配信側ができるのは、すべての参加者に同じ音量で聞かせることではありません。配信側から送る音を一定にして、極端に小さい音や大きすぎる音を出さないように管理することです。
適切な音量で聞かせるための配信側でできる対策
配信側では「全員に同じ音量で聞かせる」ことを目指すのではなく、配信側から送る音を一定にすることがポイントになります。動画素材、登壇者の声、BGMなどの音量バランスを事前に確認し、Zoomへ送る音の基準をそろえておけば、「動画だけ急に大きい」「登壇者の声より動画が小さい」といったトラブルを防げます。
配信側で送る音の基準をそろえる
オンライン配信で音量のバラつきを抑えるには、配信側で送る音の基準を決めておく必要があります。
特に重要なのは、動画を再生する人の感覚だけで音量を決めないことです。「自分のPCではちょうどよく聞こえる」という状態でも、Zoomに送られている音量が適切とは限りません。耳だけで判断すると、動画ごとに音量差が出たり、登壇者の声より動画だけ大きくなったりします。
そのため、事前に動画音声とマイク音声を確認し、どちらか一方だけが極端に大きくならないように調整します。
基準にするなら、まずは登壇者の声です。登壇者の声を聞き取りやすい音量に合わせ、そのうえで動画音声を同じくらいの聞こえ方に調整すると、配信全体の音量バランスがとりやすいです。
動画素材の音量を事前にそろえる
動画を複数流す場合は、素材ごとの音量差にも注意が必要です。
- 動画Aは音が小さいのに、動画BはBGMが大きい
- ナレーションは小さいのに効果音だけ大きい
こうした状態のまま本番で流すと、配信中に毎回音量を調整することになります。オンライン配信では、本番中に細かく音量を調整するよりも、事前に動画素材の音量をそろえておくほうが安定します。
可能であれば、動画編集ソフトで音量を調整し、複数の動画を同じくらいの音量にしておきましょう。動画素材の段階で音量差を抑えておくことで、本番中の調整が少なくなります。
音声機材側で管理する
セミナーや有料配信、社外向けイベントなどでは、Zoomの画面共有音だけに頼らず、音声機材側で管理する方法もあります。たとえば、動画再生PCの音をミキサーやオーディオインターフェースに入れ、登壇者マイクやBGMとあわせて管理する方法です。
この方法であれば、動画音声、登壇者の声、BGMなどを一つの基準で調整できます。
【動画再生PC→ミキサー→Zoomまたは配信ソフト】
という流れにすると、Zoomに送る前の段階で音量を確認できます。
音量はメーターを見て調整する
音量調整では、耳だけに頼らないことも大切です。
人によって「ちょうどよい」と感じる音量は違います。静かな環境で聞いている人と、会場内で確認している人でも感じ方は変わります。
そのため、配信では音声メーターを見ながら、登壇者の声と動画音声のバランスを確認します。動画だけ大きい、BGMだけ目立つ、登壇者の声だけ小さいといった状態を避けるには、音源ごとの音量をメーターで確認し、基準を決めておきましょう。
参加者には音量調整を案内しておく
配信側で音量をそろえても、参加者側の環境差は残ります。そのため、必要に応じて参加者にも音量調整を案内しておくとよいでしょう。
たとえば、事前案内や冒頭アナウンスで、以下のように伝えます。
- 「音声が小さい場合は、PC本体の音量とZoomの音量をご確認ください」
- 「イヤホンや外部スピーカーをご利用の場合は、機器側の音量もご確認ください」
- 「動画再生時に音量が大きい場合は、お手元の端末で調整をお願いします」
参加者側の音量まで配信側で完全に管理することはできません。だからこそ、配信側で送る音を整えたうえで、参加者側にも調整ポイントを伝えておく必要があります。
リハーサルで参加者側の聞こえ方を確認しておく
本番前のリハーサルで、配信者側の画面だけでなく、参加者側で音がどう届いているかも確認しておきましょう。
確認するときは、別のPCやスマートフォンでZoomに参加し、実際の参加者と同じ状態で聞いてみます。登壇者の声、動画音声、BGMのバランスを確認し、どれか一つだけ大きすぎないか、小さすぎないかをチェックしてみましょう。
Zoomで動画音声を流すなら、配信側の音声設計が重要
Zoomの画面共有で動画を流す場合、参加者全員の聞こえ方を完全にそろえることはできません。ただし、配信側から送る音の基準をそろえることで、「動画だけ音が小さい」「急に音が大きくなる」といったトラブルは抑えられます。
音声設計を行うことで、Zoomで動画を流す配信でも、聞き取りやすい環境を作れます。フリートでは、Zoomを活用したオンライン配信やウェビナー運営をサポートしています。動画音声の調整、画面共有時の音声確認、リハーサル、本番時の配信体制まで対応していますので、配信品質に不安がある方はぜひご相談ください。
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