2026.07.15
Zoomが重い・カクつく・固まるときに見直すべき通信環境
Zoomを使っていると、映像がカクつく、音声が途切れる、画面が固まるといったトラブルが起こることがあります。これらの原因の多くは、通信環境やパソコンの性能、裏で動いているアプリなどです。
オンラインセミナー、研修、ウェビナー、商談などでZoomを使う場合、通信が不安定だと参加者に不安を与えてしまいますし、映像や音声が乱れると、内容そのものも伝わりづらくなります。
そこでこの記事では、Zoomが「重い・カクつく・固まる」ときに見直したい通信環境や対策について解説します。
ウェビナーや商談でZoomを使う際には、ぜひ以下の記事もお読みください。
「重い・カクつく・固まる」ときの主な原因
Zoomが重い、カクつく、固まるときは、まず通信環境を確認しましょう。
原因はひとつとは限りません。回線そのものが不安定な場合もあれば、パソコン側の負荷や、社内Wi-Fiの混雑が影響している場合もあります。
ここでは、よくある原因を紹介します。
接続環境やWi-Fiの状況
まず確認したいのが、インターネットへの接続環境です。たとえば、以下のような環境では通信が不安定になることがあります。
- スマートフォンのテザリング
- フリーWi-Fi
- カフェやコワーキングスペースの共用Wi-Fi
- 電波が弱い場所でのWi-Fi
- 接続ルーターから離れた場所での接続
これらの環境では、音声が途切れる、映像が止まる、画面共有が遅れるといった症状が出やすいです。
固定回線が使える場合は、Wi-Fiよりも有線LANを使いましょう。有線LANは通信が安定しやすく、Zoomとの相性も良い接続方法です。特に、オンライン講師やセミナー主催者など、発信側としてZoomを使う方は、有線接続を検討してください。
バックグラウンドアプリの影響
Zoom以外のアプリが裏で動いていると、パソコンや通信回線に負荷がかかります。特に影響しやすいのは、以下のようなアプリです。
- クラウドストレージ
- ファイル同期アプリ
- 動画配信サービス
- ブラウザの大量タブ
- セキュリティソフトのスキャン
- 大容量ファイルのアップロード・ダウンロード
Google Drive、Dropbox、OneDriveなどの同期が裏で動いていると、Zoom中に通信が重くなりやすいです。また、ブラウザのタブが大量に開いているだけでメモリを使うので、 Zoomを使う前には、不要なアプリやブラウザを閉じておきましょう。
特に配信やウェビナーで使う場合は、Zoom以外の負荷をできるだけ減らすことが大切です。
一つの回線に接続が集中している
社内Wi-Fiや会場のWi-Fiでは、同じ回線に多くの人が同時接続することで通信が重くなります。たとえば、会議室やイベント会場で以下のような状況があると、Zoomの通信に影響します。
- 参加者全員が同じWi-Fiに接続している
- 複数人が同時にZoomへ参加している
- 社内で大容量データを送受信している
- 会場のフリーWi-Fiを参加者と共有している
- 配信用PCと参加者用Wi-Fiが同じ回線を使っている
特によくあるのが、社内Wi-Fiを使用している場合です。可能であれば、自分用のポケットWi-Fiを持っておくと安心です。
通信環境以外に考えられる要因
パソコンのメモリ不足や性能不足もZoom動作に影響します。
メモリについては、最低でも8GBが望ましいです。4GBではZoomやPowerPointを同時に開くだけでもかなり重くなります。
セミナーやオンライン講師としてZoomを活用している場合は、さらに上の16GBを検討してください。
また、CPU性能も確認しておきましょう。古いCeleronなどはZoomを開けても動作が重くなります。
Zoom公式の推奨環境
Zoom公式で推奨されている帯域幅※は以下のとおりです。
※一定時間にネットワークや回線を転送できるデータ量の最大容量
| 1対1のビデオ通話 | ・高画質ビデオ:600kbps ・720p HDビデオ:1.2Mbps ・1080p:3.8Mbps |
| グループ通話 | ・高画質ビデオ:600kbps ・720p HDビデオ:1.8Mbps ・1080p:3.8Mbps |
Zoomに必要なスペックについては、以下の記事でくわしく解説していますので、そちらも参考にしてください。
Zoomが重いときは接続テストを試してみましょう!
Zoomが重いと感じたら、インターネット回線の速度を確認しましょう。「インターネットスピードテスト」などと検索するといくつかのサイトが出てきます。
特におすすめは、「USENスピードテスト」です。
このスピードテストでは、以下の数値を確認できます。
| 項目 | 意味 | 見方 |
| Download | インターネットから端末へデータを受信する速度 | 参加者側の映像や資料が止まる場合に関係 |
| Upload | 端末からインターネットへデータを送信する速度 | 自分の映像や音声が相手に届かない場合に関係 |
| Ping | 応答速度 | 数字が小さいほど反応が速い |
| Jitter | 通信の揺れ・不安定さ | 数字が小さいほど安定している |
自分が話しているときに相手から「固まっている」「声が途切れている」と言われる場合は、Upload側の数字が低くなっているはずです。
Download/Upload値が低い(20Mbps前後)の対策
DownloadやUploadが20Mbps前後、またはそれを下回る場合は、Zoomの設定やパソコンの使い方を見直しましょう。Zoom公式の推奨値だけを見ると、20Mbpsあれば十分に感じるかもしれません。
ただし、同じ回線を他の人が使っていたり、クラウド同期が動いていたり、Wi-Fiが不安定だったりすると、Zoomに使える通信量は下がります。
ここでは、回線速度に不安があるときの対策を紹介します。
ZoomのHD設定を外す
ZoomのHD設定を外すと、映像の送信量を減らせます。特に、自分の映像が固まる、相手から「声や映像が途切れる」と言われる場合は、HDをオフにしてみましょう。
設定手順は以下です。
1.Zoomアプリを開く
2.「設定」を開く
3.「ビデオとエフェクト」を選択する
4.「ビデオ」の中にある「HD」のチェックを外す
HDをオフにすると、映像の画質は少し下がります。ただ、オンライン会議やセミナーでは、画質よりも音声と安定性のほうが大切です。
通信が不安定なときは、まずHDを外して負荷を下げましょう。
裏で動いているアプリ・ブラウザを止める
Zoom中に裏で動いているアプリやブラウザを止めるだけでも動作が軽くなります。
特に以下のようなものは事前に終了しておきましょう。
- クラウドストレージの同期
- 大容量ファイルのアップロード
- 動画配信サービス
- 不要なブラウザタブ
- 使っていないアプリ
- オンラインバックアップ
- ゲームや重いソフト
ドライブやアップロード系のアプリが動いていると、Zoomに必要な通信を圧迫します。資料共有や録画も行う場合は、パソコン側の負荷も大きくなるため、不要なアプリは閉じておきましょう。
背景設定を変更
バーチャル背景や背景ぼかしは便利ですが、パソコンに負荷がかかります。
特に、メモリが少ないパソコンや古いパソコンでは、背景処理によってZoomが重くなる場合があります。通信だけでなく、CPUやメモリにも負荷がかかるためです。
Zoomがカクつく場合は、以下を試してみましょう。
- 背景ぼかしをオフにする
- バーチャル背景を外す
- ビデオフィルターを使わない
- 明るい場所でカメラを使う
- できるだけシンプルな背景で参加する
背景設定を外すだけでも動作が軽くなるので、特に必要のない場合は設定を外してみてください。
大規模Zoomミーティングではリストをとっておくと管理しやすい
大人数が参加するZoomミーティングでは、参加者ごとの通信状況をまとめておくと管理しやすいです。
回線速度を一覧化しておくことで、当日にトラブルが起こりそうな参加者を把握しやすくなります。ホストや運営担当者が状況を共有しやすくなるため、当日の対応もスムーズです。
Zoomが重いときは通信環境から見直そう
Zoomが重い、カクつく、固まると感じたら、まずは通信環境を確認しましょう。スピードテストでDownload、Upload、Ping、Jitterを見れば、回線の状態を把握できます。
あわせて、不要なアプリを閉じる、ZoomのHD設定を外す、背景ぼかしを使わないなど、端末側の負荷も減らしてみてください。
フリートでは、Zoom配信やオンラインイベントにおける通信環境の確認、機材構成、事前リハーサル、当日のトラブル対応までサポートしています。Zoomを安定して運営したい方は、ぜひご相談ください。
▽メールで問合せ




