2026.06.30
Zoom Slidesとは?会議内容や資料をAIでプレゼン資料にできる機能を解説
オンライン会議やウェビナーが増えるなかで、会議後の資料作成に時間を取られている方も多いのではないでしょうか。
議事録を見返し、要点を抜き出し、スライドの構成を考え、見た目を調整する。これらの作業は必要ではあるものの、毎回ゼロから進めるとなると大きな負担になります。
Zoom Slidesは、Zoom上の会議内容やドキュメント、メモなどをもとに、AIでプレゼン資料を作成できる機能です。
会議で話した内容を整理し、そのまま提案資料や共有資料、発表用スライドへつなげられます。
この記事では、Zoom Slidesの概要や資料作成方法、主な機能、活用するメリットについて解説します。
Zoom Slidesとは?
Zoom Slidesとは、Zoom Workplace上で使えるAI搭載のプレゼンテーション作成機能です。
プロンプトで作りたい資料の内容を指示したり、Zoomミーティングの議事録や要約、既存のドキュメントをもとにしたりして、スライド資料を作成できます。
従来のプレゼン資料作成では、
1.まず構成を考え
2.スライドごとの見出しを作り
3.文章を整え
4.レイアウトを調整
する必要がありました。見た目に統一感を出すために、テンプレートや画像を探す時間もかかります。
Zoom Slidesでは、こうした作業の多くをAIがサポートしてくれます。会議で出た意見や資料内の情報を要点ごとに整理し、プレゼン資料として見せやすい形に変換できる点が特徴です。
Zoomミーティングと連携できるため、会議後の議事録や要約をそのまま資料化できるのも大きなポイント。商談後の提案資料、社内会議後の共有資料、ウェビナー後の報告資料など、会議で生まれた情報を次のアクションに活かせます。
Zoom Slidesの資料作成はここが違う!便利な作成方法
Zoom Slidesでは、作業スタイルに合わせて複数の方法で資料を作成できます。何もない状態からAIに作らせることも、会議の内容や既存資料をもとにスライド化することも可能です。
ここでは、主な作成方法を紹介します。
プロンプトから作成
Zoom Slidesでは、作りたい資料の内容を文章で指示するだけで、AIがスライドの下書きを作成します。
たとえば、「新サービスの社内説明資料を作成したい」「顧客向けの提案資料を作成したい」といった内容を入力すると、AIがスライド構成や見出し、本文のたたき台を作ります。 白紙のスライドから始めるよりも、最初の下書きを素早く作れる点がメリットです。
「新サービスの社内説明資料を作成したい」と指示した場合の画面例

完成したスライドの例
資料の方向性がある程度決まっている場合は、プロンプトに目的や対象者、入れたい内容を加えることで、より使いやすい資料になります。
たとえば、以下のように指示すると内容が具体化します。「営業部向けに、今月の商談結果と来月の改善方針を共有する資料を作成してください。スライドは5枚程度で、課題、成果、次のアクションを含めてください。」
このように、誰に向けた資料なのか、何を伝えたいのか、どの程度のボリュームにしたいのかを入れると、資料のたたき台として使いやすくなります。
Zoomミーティングの議事録や要約から資料を作成
Zoom Slidesの特徴的な使い方が、Zoomミーティングの議事録や要約をもとに資料を作成する方法です。 会議後に残った要約や議論のポイントをAIが読み取り、重要なテーマごとに整理してスライド化します。会議の内容を人が一からまとめ直す手間を減らせるため、商談後の提案資料や社内報告資料の作成に向いています。
たとえば、クライアントとの打ち合わせ後に、相手の課題、希望条件、次回までの確認事項をスライドにまとめたい場面があります。この場合、ミーティング要約をもとにZoom Slidesで資料を作成すれば、会話の内容を反映した下書きを作れます。
もちろん、AIが作成した内容をそのまま使うのではなく、事実関係や表現の確認は必要です。ただ、ゼロから資料を作るよりも、最初の整理にかかる負担を大きく減らせます。
既存のドキュメントやメモから作成
すでに企画書、議事メモ、戦略資料、レポートなどがある場合、それらの内容をAIに読み取らせ、プレゼン資料として再構成できます。文章量の多いドキュメントを、発表や共有に向いたスライドへ変換したいときに便利です。
たとえば、社内向けに作成した長めの企画書を、役員説明用のスライドに変えたい場合があります。文書のままでは読み込みに時間がかかりますが、スライドにすれば要点を順番に伝えられます。
また、既存のPowerPoint資料をZoom Slidesに取り込んで、作業を続けることも可能です。すでにある資料を活かしながら、AIによる文章調整や構成の見直しを加えたい場合にも使えます。
Hub内の情報をもとに資料を作成
Zoom Slidesでは、Zoom Hub内に保存された情報をもとに資料を作成できます。 Zoom Hubには、会議の要約、録画、ドキュメント、ホワイトボードなど、Zoom上で扱ったさまざまな情報が保存されます。その中から必要な情報を選び、AIにプレゼン資料としてまとめるよう指示できます。複数の情報をまたいで資料を作りたい場合に便利です。
たとえば、会議要約、企画メモ、関連資料をもとに、1つの社内共有資料を作るような使い方ができます。これまでは、複数のアプリやファイルを行き来しながら、必要な文章をコピーしてスライドに貼り付ける作業が必要でした。Hub内の情報を活用すれば、Zoom上の情報をもとに資料作成を進められます。
Zoom Slidesの便利機能4つ!
Zoom Slidesには、プレゼン資料の作成をサポートするさまざまなAI機能があります。
構成作成だけではなく、文章調整、スピーカーノート作成、画像生成などにも対応しています。ここでは、主な機能を見ていきましょう。
AIがスライド構成やレイアウトを作成
Zoom Slidesは、入力された内容や指定された資料をもとに、スライドの流れを組み立てます。見出し、本文、ビジュアル要素の配置もAIが提案するため、資料の土台を短時間で作れます。
これまでのスライドのように、イチからデザイン、構成、レイアウトを作成する必要はありません。スライド作成に時間がかかっていた方でも、簡単かつスムーズに土台をつくれます。
会議内容を要点ごとに整理
会議では、話が前後したり、複数の議題が混ざったりすることがあります。そのまま議事録を読むだけでは、何が決まったのか、次に何をすべきかが分かりづらい場合もあります。
Zoom Slidesを使えば、会議の内容をテーマごとに分け、プレゼン資料として伝えやすい順番に並べられます。
たとえば、課題、議論内容、決定事項、次のアクションといった形で整理すれば、会議後の共有資料として使いやすいです。会議で出た情報を社内外に共有する機会が多い企業にとって、会議内容をスライド化できる点は大きな魅力です。
スライド内の文章をAIで調整
プレゼン資料では、長すぎる文章や伝わりづらい表現を避け、短く分かりやすくまとめる必要があります。ただ、内容を削りすぎると意味が伝わらず、詳しく書きすぎるとスライドが読みにくくなります。
AIによる文章調整を使えば、スライドの内容をより簡潔にしたり、表現のトーンを変えたりできます。社内向けには少しラフに、社外向けには丁寧に、といった調整にも役立ちます。
文章を一から書き直すのではなく、AIの提案をもとにブラッシュアップできるため、資料作成のスピードを上げられます。
スピーカーノートを自動で作成
スピーカーノートとは、発表者が話す内容を補足するメモのことです。スライドには要点だけを載せ、詳しい説明は発表時に話す形にすると、聞き手にとって分かりやすいプレゼンになります。
ただ、スピーカーノートを用意するには、スライドごとに話す内容を整理する必要があります。Zoom Slidesでは、AIがスライドの内容に合わせて話すポイントを作成するため、発表準備にも活用できます。
特にオンラインセミナーや社内説明会では、資料の見た目だけでなく、話す順番や補足説明も大切です。スピーカーノートを活用すれば、登壇者ごとの説明のばらつきも抑えられます。
画像生成や画像編集にも対応
Zoom Slidesでは、資料の内容に合わせて画像を生成したり、既存の画像を編集したりできます。外部ツールを使わずに、スライド内でビジュアル要素を調整できる点が便利です。
特に、概念的な内容を説明したい場合や、資料全体の雰囲気を統一したい場合に役立ちます。
Zoom Slidesを使うメリット
Zoom Slidesを使うメリットは、単にスライド作成が楽になることだけではありません。会議で生まれた情報をそのまま資料化し、社内共有や提案、発表へつなげられる点に価値があります。 ここでは、代表的なメリットを紹介します。
資料作成にかかる時間を短縮できる
Zoom Slidesを使うメリットは、資料作成の「最初の重さ」を減らせることです。
プレゼン資料を作るときに時間がかかるのは、文章を書く作業だけではありません。何から伝えるか、どの順番で並べるか、1枚のスライドにどこまで入れるかを決める段階で、意外と手が止まります。
Zoom Slidesでは、会議内容やドキュメントをもとに、スライドのたたき台をAIで作成できます。ゼロから考え始めるのではなく、まず下書きを見ながら修正できるため、資料作成のスタートが早くなります。その分、担当者は「内容は正しいか」「相手に伝わる順番になっているか」「発表で使いやすい資料になっているか」といった確認に時間を使えます。
会議後の情報をそのまま活用できる
Zoom Slidesを使うと、会議で話した内容をそのまま次の資料作成に活かせます。
会議では、顧客の課題、社内の改善案、次に提案すべき内容など、後で使える情報が多く出てきます。ただ、その情報を議事録の中に残しただけでは、次の行動につながりません。後から読み返して、必要な部分を抜き出し、資料用にまとめ直す作業が必要になります。
Zoom Slidesでは、ミーティングの要約や議事録をもとにスライドを作成できるため、会議後の情報を共有資料や提案資料に変えられます。会議で出た内容をその場限りで終わらせず、次回提案、社内共有、報告資料として使える形にできる点がメリットです。
会議後の情報をもう一度まとめ直す手間を減らし、話し合った内容を次のアクションに移しやすくする。ここが、Zoom Slidesを使う価値と言えます。
Zoom Slidesは資料作成の“これから”を変える
Zoomは、オンライン会議やウェビナー配信だけでなく、会議後の資料作成までサポートするツールへと進化しています。Zoomを日常的に使っている企業でも、会議後の資料作成は別作業として切り離しているケースが少なくありません。
しかし、これからはZoom WorkPlace内で必要なものが揃います。前回の記事で紹介した「Zoom Sheets」もその一つ。(Zoom Sheetsの記事はこちら)
まずは、社内会議の共有資料や定例報告など、身近な資料作成からZoom Slidesを試してみてください。
もうZoomは単なるビデオ会議のツールではありません。これからは、作業効率化ツールとして手放せなくなるはずです!
※編集後記
これまでスライド作成に別のAIツールを使用していましたが、実際にZoom Slidesを使ってみて、別AIのプランを解約しました。それほどにZoom Slidesは使えます!
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