2026.06.21
Teams Town HallとZoomウェビナーを徹底比較!使ってみてわかった向き不向き
この記事は⏱約15分で読めます

社内向けイベントで、Microsoft Teamsの「Town Hall」を使ってみました。
Teams Town Hallは、大人数に向けて情報を届けるためのイベント機能です。普段からTeamsを使っている企業であれば、社内イベントにも活用できるでしょう。
実際に使ってみると、発表者と視聴者が分かれていたり、グリーンルームで本番前の準備ができたりと、Zoomウェビナーに近い感覚で運営できる部分がありました。社内向けイベントであれば、かなり使いやすい印象です。
ただし、社外参加者が多いイベントでは、参加者の入りやすさや案内のしやすさを考えると、Zoomウェビナーの方が運営しやすい場面もあります。
この記事では、社内向けイベントでTeams Town Hallを使ってみた感想をもとに、Teams Town HallとZoomウェビナーの違いや、それぞれ向いているイベントについて分かりやすく解説します。

Teams Town HallとZoomウェビナーは何が違う?
Teams Town HallとZoomウェビナーは、どちらも発表者と視聴者を分けて、大人数向けのオンラインイベントを実施できる機能です。
実際に使ってみると、以下の点で違いを感じました。
- 参加者の入りやすさ
- 運営側の操作感
- 社内イベントとの相性
- 外部参加者への案内
ただし大事なのは「どちらが優れているか」ではなく、「どのようなイベントに向いているか」です。以下では、それぞれの使いやすさについて解説します。
Teams Town HallはMicrosoft 365環境と相性が良い
Teams Town Hallは、Microsoft Teamsの中で利用する大規模イベント向けの機能です。Microsoft 365を社内で利用しており、普段からTeamsで会議やチャットを行っている企業であれば、社内イベントに取り入れやすいです。
参加者もTeamsの画面や通知に慣れているため、社員総会や社内研修などではスムーズに参加できるでしょう。特に、社内アカウントを持つ参加者が中心のイベントでは、Teams環境内で案内から参加までを進められる点がメリットです。
Zoomウェビナーは外部参加者を招きやすい
Zoomウェビナーは、顧客向けセミナー、講演会、説明会、一般参加型イベントなど、社外参加者を多く招くイベントで使いやすい機能です。Zoomウェビナーは、専用アプリだけでなくブラウザからも参加しやすく、参加URLを案内するだけで視聴できるケースが多いため、外部参加者向けイベントとの相性が良いです。
社外参加者が多いイベントでは、参加方法の分かりやすさが当日の問い合わせ数にも関わります。「参加者に迷わず入ってもらえるか」という視点では、Zoomウェビナーは外部向けイベントと相性が良いです。
どちらも発表者と視聴者を分けたイベント運営ができる
Teams Town HallもZoomウェビナーも、通常の会議とは違い、発表者と視聴者の役割を分けて運営できます。
視聴者は基本的に登壇者の話を聞く形になり、主催者側が画面や音声、進行を管理しながらイベントを進めます。そのため、社内説明会、研修、セミナー、発表会など、参加者全員が自由に発言する必要のないイベントに向いています。
Teams Town HallとZoomウェビナーの比較表
Teams Town HallとZoomウェビナーは、機能だけを見ると似ている部分もあります。
しかし、イベント運営では「参加者が入りやすいか」「外部参加者に案内しやすいか」「本番前の準備がしやすいか」「参加者管理がしやすいか」など、細かな違いが効いてきます。以下に比較表を用意したので、参考にしてください。
Teams Town Hallを使ってみて良かった点

社内向けイベントでTeams Town Hallを使うと、Microsoft 365環境との親和性を感じやすいです。普段からTeamsを使っている企業であれば、参加者にとっても運営側にとっても「いつものTeamsに近い感覚」でイベントを進められます。
ここでは、Teams Town Hallを使ってみて良かった点を解説します。
Zoomウェビナーに近い感覚で運営できる
Teams Town Hallは、発表者と視聴者を分けてイベントを進められるため、Zoomウェビナーに近い感覚で運営できます。
通常のTeams会議のように全員が同じ立場で参加するのではなく、登壇者が話し、参加者が視聴する形を作れます。そのため、社内説明会や全社向けの発表会など、情報を一方向で届けたいイベントに使いやすいです。
発表者と視聴者の役割が分かれている
Teams Town Hallでは、発表者と視聴者の役割が分かれます。
社内イベントでは、参加者全員に発言権があると進行が乱れたり、マイクのオンオフでトラブルが起きたりすることがあります。発表者と視聴者を分けられることで、主催者側が進行を管理しやすいです。
社員総会や経営方針発表会のように、登壇者の話をしっかり届けたい場面では、この形式が合っています。
グリーンルーム(登壇者控室)で本番前の準備がしやすい
Teams Town Hallでは、主催者や発表者が利用できるグリーンルーム機能があり、本番開始前に映像・音声・画面共有の確認を行えます。
オンラインイベントでは、始まってからの修正が難しい場面もあります。事前に登壇者同士で確認できる場所があるのは、運営側にとって安心材料です。
Microsoft 365利用企業なら追加ツールを増やさず運営しやすい
すでにMicrosoft 365を利用している企業であれば、Teams Town Hallをおすすめします。 別の配信ツールを新たに導入せず、Teamsの中でイベント運営ができるため、社内のIT環境とも合わせやすいです。
特に、参加者が社内ユーザー中心で、普段からTeamsに慣れている場合は、参加者への説明も少なく済みます。
Teams Town Hallを使って気になった点

Teams Town Hallは社内イベントでは使いやすい一方で、社外参加者が多いイベントでは注意したい点もあります。
ここでは、Teams Town Hallを使う際に気になった点を解説します。
外部参加者が多いイベントでは案内に注意が必要
Teams Town Hallを社外向けイベントで使う場合は、参加者への案内を丁寧に設計しましょう。社内ユーザーであればTeamsに慣れていても、外部参加者はTeamsを普段使っていない可能性があります。
参加リンクの開き方、ブラウザで参加できるか、名前の表示、入室までの流れなどを事前に案内しておくと安心です。特に、一般参加型イベントでは参加者のIT環境もさまざまです。外部参加者が多い場合は、運営側のサポート体制も考えておきましょう。
外部参加の設定によって参加方法が制限されることがある
Teams Town Hallでは、管理者による外部アクセス設定やゲスト参加ポリシー、匿名参加の可否設定によって、参加方法が制限される場合があります。社内イベントでは大きな問題にならなくても、社外参加者を招く場合は、参加権限や外部ユーザーの扱いを事前に確認しておいた方が安心です。
「リンクを送れば誰でも問題なく参加できる」と考えるのではなく、実際の参加者に近い環境で事前テストを行うことをおすすめします。
表示名変更などはZoomウェビナーの方が扱いやすい
外部参加者が多いイベントでは、事前登録情報と表示名を連携しやすい点や、参加者管理機能が充実している点で、Zoomウェビナーの方が運営しやすいと感じました。特に以下のような場面で扱いやすいです。
- 企業名を含めた表示にしたい
- 登壇者と参加者の名前の見え方を整理したい
- 参加者側の表示をコントロールしたい
外部向けセミナーを何度も運営している場合は、Zoomウェビナーの管理画面や参加者管理に慣れている運営者も多いのではないでしょうか。
社外向けセミナーでは参加者サポートが発生しやすい
社外向けイベントでは、参加者から「入れない」「音が聞こえない」「表示名を変えたい」「どこを押せばよいか分からない」といった問い合わせが発生することがあります。
Teamsに慣れていない参加者が多い場合、Town Hallそのものの機能よりも、参加前後のサポートが負担になる可能性があります。
Teams Town Hallが向いているイベント

Teams Town Hallは社内イベントとの親和性が高い一方、社外向けイベントにも利用できます。ただし、参加者のITリテラシーや利用環境によっては、Zoomウェビナーの方が運営負荷を抑えやすいケースがあります。
大人数向けに情報を届けるイベントであればZoomウェビナーでも実施できますが、Teams Town Hallの特徴は、社内で使い慣れているMicrosoft 365環境の中でイベントを運営できる点です。参加者が社内メンバー中心で、日頃からTeamsを使っている場合、別の配信ツールを案内する必要がありません。
以下では、特に向いているイベントの例を紹介します。
全社会議、キックオフミーティング、経営方針発表会
社員総会や経営方針発表会のように、社内の多くの人へ一斉に情報を届けるイベントにTeams Town Hallは向いています。
このようなイベントでは、代表や役員からのメッセージ、事業方針、業績報告、組織変更などを全社員に共有することがあります。参加者が社内ユーザー中心であれば、Teams上でイベントを案内し、そのまま参加してもらう流れを作れます。
Zoomウェビナーでも同じような配信はできますが、社内の標準ツールがTeamsであれば、参加者に別ツールの利用方法を説明する手間を減らせます。
複数の登壇者がいる社内イベント
複数の登壇者がいる社内イベントでも、Teams Town Hallは活用しやすいです。
キックオフミーティングや部門横断の発表会では、代表、役員、部門責任者、プロジェクト担当者など、複数人が順番に登壇することがあります。この場合、本番前に音声、映像、画面共有、登壇順、進行の流れを確認しておく必要があります。
Zoomウェビナーでも事前確認用の環境は用意できますが、社内の標準ツールがTeamsであれば、Teams Town Hallを使うことで準備から本番までをTeams上で進められます。
社内研修や制度説明会
社内研修や制度説明会にもTeams Town Hallは向いています。
新しい制度の説明、人事評価制度の案内、コンプライアンス研修、情報セキュリティ研修などでは、多くの社員に同じ内容を届ける必要があります。参加者が社内ユーザー中心であれば、Teams上で案内し、そのまま参加してもらう流れを作れます。
グループ会社や複数拠点向けの社内イベント
本社、支社、営業所、グループ会社など、複数の拠点に同じ情報を届けたい場合、オンライン配信は便利です。参加者が同じMicrosoft 365環境、または近い運用ルールでTeamsを利用している場合は、Teams Town Hallで案内しやすいでしょう。
ただし、グループ会社ごとにアカウント環境や外部参加設定が異なる場合は、事前確認が必要です。社内向けイベントであっても、参加者の環境が分かれる場合は、本番前に参加テストを行っておくと安心です。
Zoomウェビナーが向いているイベント

Zoomウェビナーは、社外の参加者を多く招くイベントに向いています。
外部参加者が多い場合は、参加のしやすさがとても大事です。専用アプリやブラウザから参加できるほか、ウェビナー形式に慣れている参加者も多いため、顧客向けセミナーや説明会ではZoomウェビナーをおすすめします。
以下では、Zoomウェビナーが向いているイベントについて解説します。
顧客向けセミナー
顧客向けセミナーでは、Zoomウェビナーが使いやすいです。
参加者は社外の人であることが多く、利用しているIT環境もバラバラです。そのため、できるだけ参加しやすく、当日の問い合わせを減らせるツールを選ぶ必要があります。
Zoomウェビナーであれば、参加者を視聴者として招き、主催者・パネリスト側で進行を管理しながら運営できます。
講演会・シンポジウム
講演会やシンポジウムのように、外部登壇者や一般参加者が多いイベントでもZoomウェビナーは向いています。
複数のパネリストを登壇させ、参加者は視聴中心で参加する形式を作れますし、Q&Aを使って参加者から質問を受け付けることもできます。
医療・介護・自治体向け研修
医療・介護・自治体向け研修では、参加者の所属組織や利用端末が多様なため、参加方法がシンプルなZoomウェビナーが選ばれるケースが多くあります。
Teamsに慣れていない参加者が多い場合、参加方法の案内だけで負担が増えることがあります。その点、Zoomウェビナーは外部参加者に案内しやすく、研修形式でも使いやすいです。
一般参加型イベント
一般参加型のイベントでは、参加者の所属や利用環境がばらばらです。会社のパソコンから参加する人もいれば、個人のスマートフォンやタブレットから参加する人もいます。普段使っているツールも人によって違うため、主催者側はできるだけ参加導線を分かりやすくしておく必要があります。
Zoomウェビナーであれば、参加URLを案内するだけで視聴できるケースが多いため、視聴者として参加してもらう流れを作りやすいです。
オンラインイベントは参加者や目的によってツールを選定!
Teams Town Hallを使ってみると、社内向けイベントでは十分に使える機能だと感じました。普段からTeamsを使っている企業であれば、社員総会や社内研修、方針発表会などをいつもの業務環境に近い形で運営できます。参加者が社内メンバー中心なら、別ツールを案内する手間も減らせるでしょう。
一方で、顧客向けセミナーや一般参加型イベントなど、参加者の利用環境が読めないイベントでは、Zoomウェビナーの方が運営しやすいです。
ただし、イベントの内容や目的によっても選ぶべきツールは変わってきます。フリートではイベントに合わせたツール選定や提案もいたしますので、迷った際にはぜひご相談ください。、
▽メールで問合せ

