2026.06.01
スマホZoomアプリで”ミーティングを開かなくても”文字起こしができる!「自分用メモ」の使い方

Zoom AI Companionの活用方法として、過去に「ミーティングを開始していなくても音声でメモをとれる」という機能を紹介しました。
>Zoom AI Companion活用検証| 「対面でのメモ」機能でミーティング外の文字起こしが可能に!
この記事では、パソコンの場合の使い方を紹介したのですが……。
実はスマホのZoomアプリでも、「自分用メモ」という文字起こしツールがあります。
今回はその使い方について解説します。
スマホZoomアプリの文字起こし(自分用メモ)の精度
まずは文字起こしツールの精度を見てみましょう。実際に試した結果が、下図です。

多少粗いところはあるものの、文章を読んで理解できるレベルです。お使いのスマホのマイクレベルによっても、多少の変化はあるかもしれません。
では次に同じ読み方で感じが異なる「同音異義語」について見てみましょう。

今回検証した言葉は
- いし:意志-医師
- かき:牡蠣-夏季
- きかん:機関-期間
です。
それぞれ、前後の文脈から読み取り、適切な漢字で文字起こししてくれることがわかりました。
スマホZoomアプリの文字起こし(自分用メモ)使い方
使い方について、スクリーンショットと合わせて紹介していきます。
1.スマホのZoomアプリから自分用メモを開く

2.下図の表示で「レコーディングを有効にして開始」を選択すると録音がスタートします。

3.録音を一時停止したい場合には、下図の一時停止ボタンをタップ

4.録音を停止して保存する場合には「DONE」をタップ

以上の操作で文字起こしが完了します。
メモの名前や言語を変えたい場合
メモの名前や言語を変えたい場合は、メモ名の隣にある下向きの矢印をタップしてください。

上記のように、
- 名前変更
- リンクコピー
- 文字起こしの言語
を設定できます。
要検証項目
文字起こしをしているときに「Speaker1」という表示があります。

このアイコンをクリックすると、下図のようにZoom内で繋がっている相手(過去に連絡先招待をした相手)が表示されます。

ここに招待することで、通話などで文字起こしができるのかもしれません。この機能については、引き続き検証していきます。
保存した文字起こしの内容を確認する方法
「DONE」で保存した内容を確認する方法を紹介していきます。
1.Zoomアプリ、下部メニューの詳細から「Hub」を選択します。
※メニューの順番は個々によって異なる可能性があります。

2.Hubを開くと以下のように過去のメモが表示されます。鉛筆アイコンがついているものが「自分用メモ」で保存したものです。

3.保存したメモをクリックすると、以下の画面になるので「文字起こしとレコーディング」をタップ

すると、下図のように表示されます。

なお、この時点でZoom Canvasというツールに移動しています。Zoom Canvasでは、そのままテキスト編集や追加なども可能です。
各メニューの内容
文字起こししたメモを開くと、上部にメニューがあります。

それぞれの内容について見ていきましょう。
メニュー左の矢印マーク
矢印マークは、メモのシェア機能です。タップすると、以下のように共有したい相手を追加できます。

また、同ページ内下部では「チャットに転送・アプリに共有・リンクをコピー」なども選択できます。

メニュー真ん中の吹き出しマーク
吹き出しマークでは「ディスカッション」という項目が出ます。

現在、この機能の使い方については不明ですので、引き続き調査していきます。
メニュー右側の三点リーダー
三点リーダーをタップすると、各メニューが一覧で表示されます。

文字起こしした内容の要約方法
メニューではAI Companionのアイコンもあるのですが、文字起こしした内容を要約しようとしたところ、以下のように表示されました。

ただし、要約する方法はあります。
以下で紹介していきますので、参考にしてください。
1.文字起こしを開いて内容をコピーする

2.編集ページに戻り、貼り付け

この状態で「要約」をすれば、以下のように要約した内容が表示されます。

実際に使ってみて感じたパソコン版との違い
パソコン版Zoom「対面でのメモ」と今回の「自分用メモ」を比べてみた体感では、マイク精度に違いがあるように感じます。
パソコン版「対面でのメモ」のほうがマイク精度が良く、細かい言葉も聞き取れます。一方で、スマホZoomアプリ「自分用メモ」は文字起こしは正確ではあるものの、まれに音を拾わないことがありました。
今回のテスト音声では、以下の部分です。


- ズームを使って→「て」が拾えていない
- 活動する→「る」が拾えていない
現時点で原因は不明ですが、スマホを置いている位置やスペックによって変わるかもしれません。外付けのピンマイクなどを使えば、また違う結果になるかと思います。
実際に使ってみて感じたおすすめシーン
スマホZoomアプリの「自分用メモ」は、しっかり会議を始めて使うというより、その場で残しておきたい内容が出てきたときに便利な機能です。実際に試してみて、思いついたことをすぐ記録したい場面や、急に大事な会話が始まった場面ではかなり使いやすく感じました。
一方で、環境によっては精度が安定しにくい場面もあり、どんな状況でも万能というわけではありません。
ここでは、実際に使ってみて特に相性が良いと感じた場面と、注意が必要だと感じた場面を紹介します。
思いついたことをメモしたいとき
手帳やメモアプリを開いて文字を打たなくても、その場で音声のまま記録できるため、思いついた内容を止めずに残しやすくなります。特に、移動中や作業の合間のように、手を止めてメモを取るのが面倒な場面では便利です。
後から文字起こしされた内容を見返せるため、その場ではまず残しておく、あとで整理するという使い方が良いかと思います。頭の中ではまとまっているのに、入力の手間で残しそびれてしまうことは意外と多いので、思考を止めずに記録できる点はかなり実用的だと感じました。
急遽、議事録を残したいとき
急に始まった会話の中で、大事な内容を残しておきたいときにも向いています。その場でZoomを立ち上げれば、ボイスレコーダー代わりとして使えます。
たとえば、ちょっとした打ち合わせの流れで重要な話になったときや、あとで確認したい内容が出てきたときです。最初から議事録を取るつもりではなかった場面でも、あとから振り返れる形で残しやすいのが便利です。
特に、相手の発言内容を正確に覚えておきたい場面では、記憶だけに頼らず済むので安心感がありますし、その後の共有や確認もしやすくなります。
広い場所での対面やザワついているシーンでは不安が残る
現状では、どんな場面でも安定して使えるわけではありません。スマホによってマイクの聞き取り精度が不安定な可能性があるからです。
たとえば、比較的広い会議室では、話している内容を十分に拾えない可能性があります。また、周囲がザワついている場所では、会話以外の雑音も拾ってしまう恐れがあります。そのため、静かな場所で一人の声を中心に記録したい場面では使いやすそうです。
スマホZoomアプリ「自分用メモ」は、使いどころを選べばかなり便利
スマホ版の自分用メモは、完璧な議事録ツールというより、思いついたことや急に残したくなった会話を、その場ですぐ記録できるツールとしてかなり使いやすいです。パソコンを開かなくても使えるので、移動中や外出先、急な打ち合わせでも使いやすく、Zoomの活用範囲を広げてくれる機能だと感じました。
Zoomは会議ツールとしてだけでなく、こうした記録や整理の用途でも使い方が広がってきています。今後は、インタビューなどでもボイスレコーダーを持ち歩く必要も、その音声を文字起こしする必要もなくなるのではないでしょうか。
ただ、今回は一人での検証だったため、複数人での検証をしなければわからない部分も多く残っています。この点については、今後も調査していきます。
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