2025.03.23
Zoomチャットの使い方と各機能を解説!【画像で解説】
Zoomには、ミーティング時にテキストコミュニケーションをとれる「チャット機能」があります。
しかし、利用されるシーンが限定的であるため、まだ使ったことがない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Zoomチャットの機能や使い方について解説します。
Zoomチャットの基本的な使い方
Zoomチャットは、主にミーティング中にテキストコミュニケーションをとるために使います。
使い方は、以下のとおりです。
1.Zoomミーティング中に「チャット」を選択
なお、下部のメニューに表示されていない場合は、「詳細」の中に隠れている場合があります。(下図参照)
2.Zoomの右画面にチャット画面が表示される
チャットのウィンドウは、表示はポップアウトさせたりマージ(統合)させたりすることもできます。
3.テキストを打って飛行機マークで送信
チャットの宛先を指定する
Zoomチャットのデフォルト状態では、チャットの宛先が「全員」となっています。
つまり、参加している全員にメッセージを送る設定です。
ただ、場合によっては運営側だけでやり取りしたいケースは個別にチャットを送りたいケースもあるでしょう。
そのような場合には、チャットを送る相手を指定できます。
方法は、以下のとおりです。
1.チャットの「宛先」を選択
2.宛先からチャットする相手を選択する
以上で、個別にチャットを送れるようになります。
Zoomチャットができる対象を設定する方法
Zoomチャットでは、「参加者同士でチャットをする」または「参加者からホストにしかチャットを送れない」などのように設定できます。
たとえば、「チャットでホストに質問をできるようにしたいが、参加者同士で盛り上がってしまうと困る」などの場合には、対象を設定しておくと便利です。
設定方法は、チャット右上の「…」マークを選択します。
すると、下図のように対象を設定できます。
それぞれについて説明すると
- 該当者なし…ミーティング中のチャットを無効にする。
- ホストと共同ホスト…ホスト・共同ホストのみがチャットを参加者にチャットを送信できる。参加者はホスト・共同ホストに対してのみチャットを送信できる。
- 全員…参加者が他の参加者を含めた全員にパブリックメッセージを送信できる。ただし、プライベートメッセージはホストに対してのみしか送信できない。
- 全員の公開チャットとダイレクトチャット…参加者全員がパブリックメッセージ・プライベートメッセージを送信できる。なお、プライベートメッセージはホスト側では閲覧できません。
これらの設定は、イベントの内容などに合わせて設定しておきましょう。
Zoomチャットを保存する
Zoomチャットは議事録として保存することもできます。
保存方法は簡単です。
Zoom右上の「…」を押して「チャットを保存」を選択するだけ。
保存先は任意の場所に保存されるので、確認しておきましょう。
チャットの内容はフォルダ内でテキスト形式でメモとして保存されます。
チャット内容の自動保存方法
Zoomサイトで設定をすれば、手動で「チャットを保存」をしなくても、自動で保存できるようになります。
設定方法は、以下のとおりです。
1.Zoomサイトにログイン
2.設定を開く
3.設定の中から「ミーティング」を選択
4.左側メニューの「ミーティング内(ベーシック)を選択
5.ミーティングチャットの自動保存を有効にする
その他この画面からチャットの細かい設定が可能です。
例えば、以下の設定を行えます。
- ミーティングチャットの有効化
- ミーティングからチャットを保存することをユーザーに許可する
- 継続的なミーティング チャットを有効にする
- ミーティング チャットでのメッセージを削除することを参加者に許可する
- ミーティング チャットでのメッセージを編集することを参加者に許可する
- ミーティング チャットでスクリーンショット機能を有効にする
- ミーティング チャットでの絵文字の使用を参加者に許可する
- ミーティング チャット – ダイレクト メッセージ
- ミーティングチャットでファイルを送信する
設定内容は文字通りなので、ミーティングの内容に合わせて設定してみましょう。
意外と万能なZoomチャットの多様な機能!
頻繁に使用されることが少ないZoomチャットですが、実は多様な機能を兼ね備えています。
一つひとつ紹介するので、ぜひチャット機能を有効活用してみましょう!
フォーマット
Zoomチャットをgoogleドキュメントのようにテキストを自由に編集してチャットメッセージを送信できます。
具体的には以下のようなテキスト設定が可能です、
- 太字
- 斜体文字
- 下線
- 取り消し線
- テキスト色・ハイライト色の設定
- テキストの大きさ
- テキストリンク
- スタイルの設定(見出し1.見出し2.見出し3 など)
- 箇条書き
- 番号付きリスト
- インデントを増やす
- インデントを減らす
- 引用符の挿入
- インラインコード
- コードブロック
- 書式の消去
例えば、下図のようなテキストも送信できます。
絵文字
チャットのテキストに、様々な絵文字を挿入できます。
使用できる絵文字は、Zoomサイト内で設定することもできます。
ファイル送信
Zoomチャット内では、ファイル送信も可能です。
なんと、最大2048MGのファイルを送信できます。
試してみたところ、音声・動画・pdfなど幅広く送信できました。
なので、会議等でファイルを共有する場合に、とても便利です。
なお、ファイルは
- Dropbox
- Microsoft OneDrive
- GoogleDrive
- Box
- Microsoft SharePoint
- ご自身のパソコン内のファイル
から選択できます。
ちなみに、2025年1月時点の検証では、携帯端末やタブレット端末でのファイル送受信ができませんでした。
検証記事
>携帯端末やタブレット端末でもファイルの送受信が可能に!!? 〜リソース機能編〜
しかし!今回試してみたところ(2025年3月時点)携帯端末・タブレット端末でのファイルの送受信が可能になっています!
スクリーンショット
スクリーンショットは、ミーティング中にスクリーンショットを撮影して送れる機能です。
スクリーンショットした画像をその場で編集することもできます。
Zoomチャットの活用例
ここまでZoomチャットの各機能について解説してきましたが、次のように思う人も多いのではないでしょうか。
「ビデオ会議ツールなんだから、テキストコミュニケーションって必要ないでしょ?」
確かに音声でやり取りできるツールの中で、テキストコミュニケーションを頻繁にとることは少ないです。
しかし、以下のようなケースでは、チャット機能を有効活用できます。
- 会議の盛り上げ意見交換・盛り上げ
- ファイル共有しながらのオンライン会議
また、今回解説した設定の活用例も以下で解説します。
会議の意見交換・盛り上げ
Zoomチャットは、複数人が参加するイベントや会議の意見交換・盛り上げツールとして使えます。
例えば、ビジネスコミュニティでメンバーの一人がプレゼンしたとします。
この時、参加している全員が感想や意見を音声で伝えてしまうと、収拾のつかない状態になってしまいます。
だからと言って、数名を指定して感想や意見を述べてもらうのも少しばかり寂しいですよね。
そんなときに「感想はチャットに送ってください」と伝えると、全メンバーの感想や意見がチャットに書き込まれます。
これにより、イベントの盛り上がりも演出できますし、参加者全員の意見や感想を受け取れるようになります。
ファイル共有しながらのオンライン会議
各機能で紹介したように、Zoomチャットでは大容量のファイルの送信が可能です。
そのため、オンライン会議でファイルを共有したいときに便利です。
わざわざ「gigafileで送りますね」など、圧縮して送る必要もありません。
会議中に「今画面共有で見せているファイル、チャットで送りますね」と、その場で送れます。
パワーポイントやpdfだけではなく、音声や映像も送れるのはZoomチャットならではの大きなメリットです。
対象を設定して個人間のチャットをSTOP!
上記で解説したように、Zoomチャットはイベントや会議を盛り上げる方法としても使えます。
しかし、「全員の公開チャットとダイレクトチャット」の設定では、個人間でプライベートチャットを楽しんでしまう人も…。
主催者としては、会議やイベント中に個人間で必要のない会話をやり取りされてしまうのは困ります。
そんなときは、「ホストと共同ホスト」または「全員」に設定しておきましょう。
この設定にすることで、個人間でのプライベートメッセージは送信できなくなります。
Zoomチャットを活用してみましょう!
多様な機能をもつZoomチャットですが、意外にも有効活用している人は少ないです。
今回の記事を読んで「そんなに機能があったの!?」と驚いた人もいるのではないでしょうか。
機能を上手く使えば、Zoomの幅はさらに広がります。
ぜひ会議やイベントで、Zoomチャットを使ってみてください!
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