2025.01.26
通常500~1,000人までのZoomで、3,000人の大規模オンラインミーティングを行った事例
フリートは、数千人規模の大規模オンラインミーティングにも対応しています。
先日も、3,000人規模のオンラインミーティングを成功させました。
数百名規模のミーティングであれば対応している会社はありますが、数千人規模となれば、対応できるのは弊社だけではないかと自負しています。
そこで今回は、事例を踏まえながら、フリートの大規模ミーティングへの対応について解説します。
そのほか、大規模ミーティングについては下記の記事も参考にしてください。
今回のZoom大規模オンラインミーティングのポイントは「数千人規模のZoomミーティング」
今回の例では、参加者の意見も取り上げるために、ウェビナーではなくZoomミーティングで行いました。
参考までに、ウェビナーとミーティングの違いは、下記のとおりです。
- ウェビナー…登壇者から参加者へ一方通行の発信
- ミーティング…参加者同士のやり取りが可能
ウェビナーであれば、極論をいえば登壇者だけが情報を発信できれば良いので、たとえ参加者が数百人でも数千人でも、それほど難しい作業は必要ありません。
しかし、今回は数千人がやり取りできるZoomミーティングを使わなければならなかったので、専門的な知見や技術が求められました。
3,000名の大規模オンラインミーティングの課題①Zoomミーティングは最大1,000名までしか参加できない
今回のような数千人規模のZoomミーティングを行う際に知っておいてほしいのが、Zoomミーティングの参加者上限です。
通常であれば、Zoomミーティングは下記の人数が上限となっています。
- ベーシックプランまたはプロプラン:100名
- ビジネスプラン・ビジネスプラス:300名
- エンタープライズプラン:500名
ただし、以下のオプションをつければどのプランにおいても最大参加人数1,000名まで拡充できます。
しかし、今回の事例では参加者が3,000名ですから、1,000名でも足りませんでした。
最大参加者上限1,000名までのZoomで3,000名を参加させた方法
まずは、1,000名ずつ参加したZoomミーティングを3つ用意します。(A.B.Cとします)
そして、これら3つに対して会場の映像などを分配して届けます。
ここまでの内容は割とシンプルで、3つのZoomに映像を届けるだけです。
しかし、肝となったのが、発表者の声を全Zoomに届けることでした。
つまり、Aのルームの人が発表する際に、BとCにも聞こえるようにしなければなりません。
そのために、デジタルミキサーでマイナスワンの回線をつくり、Aの声がB・Cへ、Bの声がA・Cへ、Cの声がA・Bへ届くようにしたのです。
【マイナスワンについてはこちらで解説しています】
なお、そのなかで活躍したのが、YAMAHAのデジタルミキサーDM3です。
具体的な内容は専門的になってしまうので割愛しますが、デジタルミキサーを使用することで複数の回線を使用したり、ケーブル類をシンプルにすることができました。
3,000名の大規模オンラインミーティングの課題②参加者へのアナウンス
今回のような大規模ミーティングでは、参加者に対しての事前のアナウンスが必須です。
とくに今回はA・B・Cの3つのルームがあり、それぞれにZoomIDが異なるので、一人ひとりにしっかりアナウンスしなければなりませんでした。
また、もしものときのトラブル対策も大切です。
3,000名もいれば、途中でZoomが落ちてしまったり、ログインできなかったりするなどのトラブルが起こります。
このような事態にそなえて、フリートではサポート窓口を用意します。
電話・事務局へのメールなど、いつでもリアルタイムに相談できる窓口を設置し、サポートを行える体制をつくっています。
3,000名の大規模オンラインミーティングの課題③意見の集約
今回の大規模ミーティングの事例では、参加者がブレイクアウトルームでディスカッションをして、その後にメインルームで発表するという流れがありました。
このときに、複数のブレイクアウトルームの意見をまとめなければなりません。
仮にブレイクアウトルームが100ルームだとすれば、100ルーム分のファシリテーターが必要で、100ルーム分の意見をまとめなければならないのです。
今回のクライアントにおいては、これらの作業をすべて主催者側で手作業でやっており、とても負担に感じていました。
そこでフリートでは、googleフォームなどのいくつかのシステムを合わせ、システム的に意見をまとめるようにしました。
これにより、主催者の負担が減り、効率的に複数ルームの意見をまとめられます。
具体的なツールの合わせ方については、参加者の人数や進行によって異なりますので、一度ご相談ください。
Zoomの大規模オンラインミーティングのサポートについてのよくある質問
ここからは、Zoomを使った大規模ミーティングをご相談いただくなかで、よくある質問についてまとめていきます。
大規模ミーティングを計画されている方は、下記をご確認ください。
Zoom上で「何をどこまで」できるのかわからない
まず、オンラインイベントを行うにあたり「Zoom」という概念は一度外してください。
「Zoomの機能ではこれができるはず」
「Zoomの機能では、ここまでが限界だろう」
などといった主観が入ってしまうと、本来イベントでやりたいことができなくなってしまいます。
フリートは、これまで数々のイベントをサポートしてきた経験から、主催者のやりたいことを形にするために、どのようなツール・機材・システムを使えば良いかを提案できます。
ですから、「Zoomでこれをやりたい」「Zoomでどこまでできるのかわからない」といった疑問ではなく、シンプルに「イベントでこういうことをしたい」とお伝えください。
これまでの知見と技術から、実現する方法を必ず提案します。
数千人規模のZoomオンラインミーティングはどの位前に相談すれば良い?
2ヶ月~3ヵ月前にはお問い合わせください。
数千人規模になると、1ヶ月前などのご相談では十分な準備ができません。
参加者にアナウンスをしたり、マニュアルをつくったりするなど、細かい作業も発生しますので、できるだけ余裕をもってご相談いただけますと幸いです。
フリートは数千人規模のオンラインミーティングにも対応
フリートは、大人数規模のオンラインミーティングを成功させるための知見も経験もあります。
これまでいくつものイベントをサポートしてきているので、細かいトラブルを防ぐための事前対策も行っています。
また、フリートの強みは、単に配信面をサポートするだけではなく、イベント自体をサポートしている点です。
数々のイベントに携わった経験から、Zoom+αの掛け算を提案できます。
ですから、
「オンラインでこんな企画を考えている…。これを実現させるにはどうしたら良いのか?」
「参加者の満足度を高めるために、こんなことをしたい…。でも、オンラインでどのようにできるのだろうか?」
などのお悩みがあれば、ぜひ一度フリートにご相談ください。
フリートの大規模オンラインミーティングのサポート内容や選ばれる理由については、下記のページもご確認ください。
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