2024.12.22
Zoomの設定画像(テキスト)を前面表示させるカスタムフィルターの設定方法
Zoomで打ち合わせや商談をしているときに、QRコードやテキストを上記画像のように案内した経験はありませんか?
せっかく背景画像に設定していても、自分がかぶさらないように毎回よけるのは見た目的にも良くないですし、無駄なひと手間がかかってしまいますよね。
しかし、実はテキストやQRコードなど、設定している画像を前面に表示させることができるのです!
詳しい方法について解説しますので、セミナーやLINEなど、QRコードで案内している方などは、ぜひ参考にしてください。
設定画像を前面表示にするってどういうこと?
設定画像を前面表示することについて解説する前に、前提として背景画像の設定についておさらいしておきます。
Zoomの背景は、下記の流れで好きな画像を設定できます。
1.Zoomの「ビデオ」から「ビデオフィルタ選択する」を選択
2.「バーチャル背景」のタブにして「+」をクリックして、画像やビデオを追加
以上で自身がアップロードした画像などを背景にできます。
しかし、この方法は文字通り「背景」の設定です。
つまり、背景画像にテキストなどを入れている場合は、自分がかぶってしまうのです。
では、前面表示にした場合にどのようになるかというと、下記の画像のようになります。
このような設定ができれば、冒頭で解説したような
「このQRコード読み取ってくださいね~」と、画像にかぶらないように避ける必要がありません。
前面表示させる画像の設定方法
前面表示させる画像は、Zoomアプリではなく、ZoomのWebサイトから設定する必要があります。
下記の流れで進めてください。
1.Zoomサイトにサインイン
2.Zoomの左メニューのアカウント管理→アカウント設定
3.アカウント設定から「ミーティング」→「ミーティング内(詳細)」と選択
5.「ビデオフィルタ」から「カスタムフィルターを管理する」を選択
※下記画像では「2個のカスタムフィルターを管理する」と記載されていますが、設定していない場合は「カスタムフィルターを追加する」と表示されます。
6.ファイルを選択してアップロード
7.カスタムフィルターの位置を調整
8.画像を調整したらカスタムフィルターに名前をつけて保存
以上で設定完了です。
設定したカスタムフィルターを表示させる
設定したカスタムフィルターを表示させる際は、Zoomアプリから設定できます。
Zoom背景を設定する流れで、「ビデオフィルタを選択する」をクリックしたら、「バーチャル背景」ではなく「ビデオフィルタ」を開いてください。
アップロードが上手くいっていれば、下記のように設定した画像が追加されています。
カスタムフィルターが役に立つ場面
カスタムフィルターの設定方法を知っていると、以下のような場面で役に立ちます。
- QRコードを読み込んでほしいとき
- 社名やメッセージを伝えたいとき
以下で解説するようなケースが多く発生する場合は、ぜひカスタムフィルターを活用してみてください
QRコードを読み込んでほしいとき
セミナーやLINE追加など、QRコードの案内をしたい場合にカスタムフィルターは役に立ちます。
冒頭でも説明したように、Zoom背景画像では自分がかぶってしまうために「ちょっと私が避けるので、この背景にあるQRコード読み取ってくださいね」と案内しなければなりません。
しかし、カスタムフィルターで前面に表示させられるようになれば、見ている側が好きなタイミングでQRコードを読み取れます。
「すいません、ちょっとかぶっちゃって読み取れないです…」なんて気まずいことにもなりません。
社名やメッセージを伝えたいとき
大切な社名やメッセージを伝えたいときは、カスタムフィルターを活用して常に見える状態にしておくと良いです。
たとえば、統一感を見せるために全従業員用のZoom背景を作成して配ったとします。
しかし、Zoom背景の場合は、せっかくの社名が隠れてしまいます。
そこで社名の入った画像をカスタムフィルターに追加。
すると、どの従業員のZoomでも、常に社名が見える状態になるのです。
【番外編】こんな遊び方も!
上手に画像を作成してサイズなども調整できれば、独自の顔ハメパネルを作るなんて遊び方もできます。
たとえば、女性であれば下記のような画像にしてもみるのも面白いですね。
そのほかにも、工夫次第ではさまざまな使い方ができるので、ぜひ試してみてください。
カスタムフィルターを設定する際の注意点
カスタムフィルターを設定するときには、下記の3点に注意が必要です。
- 設定した画像はチームで共有される
- テキストの場合は文字色に注意
- 画像を透過させないと何も見えなくなる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
設定した画像はチームで共有される
設定方法で解説したように、カスタムフィルターの設定はZoomサイトから設定します。
このとき、Zoomサイトのアカウントがチームに紐づいている場合、全メンバーのビデオフィルタに画像が追加されてしまいます。
とはいえ、Zoomアプリ内で適用させなければ表示されないので、大きなトラブルにはなりません。
ただ、あまりにも色々なカスタムフィルターを追加しすぎると邪魔になってしまう恐れがあるので注意してください。
テキストの場合は背景色と文字色に注意
テキストを表示させる場合は、背景色にかぶって見づらくならないように調整しましょう。
極端な例をいうならば、背景が黒で黒の文字をカスタムフィルターで表示させてもまったく見えません。
ですから、文字の縁取りをしたり文字色を変えたりするなどして見やすいテキストになるようにしてください。
画像を透過させないと何も見えなくなる
カスタムフィルターで表示させる画像を作成する際には、必ず「背景の透過」をおこなってください。
背景の透過とは、文字通り画像の背景を透明にする加工です。
たとえば、上記の画像を透過加工しなかった場合には、下記のようになります。
背景が透明になっていないために、白背景までを一つの画像として表示してしまうのです。
とくにテキストをカスタムフィルターで設定したい場合には「透過加工」を忘れないでください。
なお、背景の透過は一般的な「ペイント」ソフトでは加工できない場合があります。
このような場合は、別途デザイン系のソフトやツールを利用して背景透過をしてください。
背景透過のみであれば、無料で使えるツールもあります。
Zoomの便利な機能を積極的に活用しましょう
今回紹介したカスタムフィルターは、知る人ぞ知る機能です。
多くの人は、カスタムフィルターを知らずにZoom背景を使っていますが、カスタムフィルターのような機能を知ると、よりZoomの可能性が広がりますよね。
フリートでは、このように日夜Zoomの使い方を隅から隅まで探っています。
沢山の機能を見つけ出して
「どのように効率的に運営するか?」
「どうしたらもっとスムーズに運営できるか?」
を常に研究しています。
今回紹介した機能のほかにも、Zoomの活用方法や便利な機能は沢山ありますので、今後も発信していきます。
また、Zoomの使い方について相談がある場合は、お気軽にご連絡ください。
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