2022.07.02
Deloitte.&TOM’S記者会見のライブ配信!記者会見で抑えるべき配信のポイント
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社と
株式会社トムスによる、
協業1年の経過報告記者会見のライブ配信を、fleetでサポートさせていただきました。
今回の記者会見のライブ配信は、「ハイブリッド配信」の形式で、リアルの参加者と、Zoom上での参加者がいらっしゃいました。
記者会見ライブ配信のポイント!
今回の記者会見ライブ配信では
- 希望はなくお任せ
- 最新の会議室の利用
- 記者や一般の方が来場
上記3点が腕の見せ所です!
一つずつどのように対策したのかご紹介します。
1.希望はなくお任せ
今回は、お客様側からの「こんな風に配信してほしい」という希望があまりありませんでした。
いわゆる「いい感じにお願いします!」というケースです。(笑)
「こんな映像を流したい」「ここでこの資料を出してほしい」といった、イメージがなくても大丈夫です!
そのような場合には限られたリソースでの最大限の工夫をこちらで考えます。
お客様側の設備を最大限活用し、見栄えを重視。
スムーズなセッティングを心がけました。
またこの記者会見配信の際には、本番当日まで時間も限られていましたので、お任せいただけたことでスムーズに準備が進みました。
2.最新の会議室を利用
記者会見ライブ配信会場に使われたのは、お客様の社内にある最新の会議室でした。
見た目はシックで非常にかっこよく、9面パネルも配置されており、見栄えもバッチリ!
しかし、「ライブ配信用」に造られたスペースではないため、活用する機材を含め様々な工夫が必要です。
とくに注意したのは、画面に映った時の映像のトーンです。(カメラの明るさ調整)
会議室の作りは、右が廊下で左が窓。
カメラで撮影すると、窓側にいる人は太陽光が当たって明るく映りますが、廊下側にいる人はあまり光が当たらないため、若干のトーンの差がでてしまいます。
肌の色も変わり、違和感が出てしまうので、カメラの明るさを調整し、映像全体のトーンを揃えました。
3.記者や一般の方が来場
記者会見のライブ配信当日は、記者の後ろに一般の方も参加されました。
後方の席からもスライドが見やすいよう、モニターを設置。
ライブ配信では、それぞれの参加者の視点に立って「参加しやすさ」、そして「伝わりやすさ」を考えることがとても大切です。
このときにはハイブリッド配信で、Zoom上にも参加者がいるため、オンラインでもオンサイトでも、遜色なく快適な環境を提供することが求められました。
記者会見ライブ配信で注意すべき抑えどころ!
記者会見のライブ配信では、注意しなければいけないポイントがあります。
- 映像機材の相性
- 会場が配信に向いているかどうか
- 会場とオンライン上での、記者の質問への対応方法
上記には、初めての会場を利用する際にも十分注意しなければならない点も含まれます。
それぞれ解説していきましょう!
機材の相性
初めての会場では、機材との相性を必ずチェックします。
配信会社の手持ちのミキサーやケーブルが、会場で用意されている機材と相性が合わない場合があるのです。
たとえば、古いプロジェクターを利用している場合、新しい規格の映像信号を受け付けないことがあります。
また、音響機材もライブ配信には向いていない場合があります。なかには、外部出力ができない会場、つまり配信を前提に作られていない会場もあります。
そのため、事前の確認はもちろん、コスパを最大化させるためお客様の機材で使用できるものを選択。
使えるものは使う、どうしても使えないものはこちらの機材を使用する。
ここでどれだけ工夫できるかが配信会社の努力であり、お客様にとっては見積もり時、機材費が抑えられる重要ポイントになります!
会場とオンライン上での、記者の質問への対応方法
記者からの質問をどう司会進行に繋げるかも、一つのポイントとなりました。
今回の記者会見のライブ配信では、オンサイトで会場に来る記者もいれば、オンラインで参加した記者もいたため、Zoomからの質問をどのように司会進行に繋げるかがポイントです。
記者からの質問を選別し、司会者に伝え、スムーズな進行になるように工夫しました。
実際裏では少しバタバタしていましたが(笑)、見ている方からは違和感のないスムーズな映像になっています。
また、質疑応答においては、どのようなやり方で行うかをしっかり打合せしました。
質疑応答と言っても、Zoomにおいては、以下3つの方法があるからです。
- 手を挙げる機能を使う
- 口頭で質問してもらう
- チャットで受け付ける
これらの方法が統一されていないと、記者それぞれによって質問の方法が異なってしまい、結果的に進行を遅らせてしまいます。
そのため、どの機能を使いどのように質疑応答を行うか、事前に決めておく必要があるのです。
記者会見ライブ配信はロケハンを徹底!
記者会見に関わらずですが、初めて使用する会場において、ロケハンを徹底しております。
ロケハンで各所をチェックしておかなければ、予期せぬトラブルとなったり、結果的に進行を遅らせてしまったりする可能性があるためです。
特に重要なのは、以下の4つ。
- ネット環境
- 搬入搬出導線
- カメラ位置
- オペ卓位置
以下では「ネット環境」と「搬入搬出導線」について解説します。
カメラ位置とオペ卓位置の重要性や工夫については、以下の記事で解説しているので、そちらも合わせて参考にしてください。
【Zoom配信の円滑さを左右する!Zoom配信の鍵を握る配信構成図】
ネット環境のチェック
Zoomのライブ配信において、ネット環境は最重要です。
- ネット環境があるか
- 光回線の有線LANを接続できるか
- Wi-fiがあるか
主に上記3点をチェックします。
接続できるかどうかだけではなく、必ず自社のパソコンを持って行って速度チェックを行います。
特に企業内の会場であれば、外部のデバイスからはネットに接続できないセキュリティが掛かっていることも多いです。
また、電源のコンセントがどこに設置されているかも合わせて確認します。
搬入搬出導線
確認しておかないと、意外とミスになりやすいのが、搬入搬出導線です。
導線を理解しておかないと、かなりの時間を無駄にしてしまうことにも繋がります。
たとえば、台車の利用においては、ビルごとに決まりがあり、なかには台車自体使用NGとしているビルもあるのです。
さらに、搬入時のセキュリティのチェック。
基本的に、防災センターに事前に申請をしなければいけません。
また、入出パスの申請が厳しい場所があると、それだけでも時間をとられてしまいます。
さらに、駐車場の空き具合もチェックしておかなければいけません。
時間によっては、駐車場が空いていないこともあります。
とくに当日設営の場合、注意しておかなければ、バタバタと設営しなければいけません。
これが結果的に配信事故のリスクになってしまうのです!
Fleetでは、上記のような事態にならないためにも、しっかり導線チェックを行い、オペレーターが落ち着いて業務にあたれるよう準備しています。
記者会見を円滑に配信するためにリハーサルを推奨
配信を成功させる鍵は「リハーサル」です。
※リハーサルの重要性については、以下の記事で紹介しています。
【Zoom配信リハーサルの重要性!オンライン配信代行の成功の鍵は本番さながらのリハーサル】
リハーサルをしっかり通しでやる場合には2時間前には設営を終わらせ、簡易的なリハーサルで済む場合は1時間ほど前に設営を終わらせます。
弊社では主催者にリハーサルの実施を推奨しています。
リハーサルを事前にできる場合、本番と同じ時間帯に行うことがポイントです。
fleetは主催者もサポート
お客様が初めて配信を行う際には、主催者の方々も、どのように進行・案内して良いのかわからない場合もあります。
その点も、fleetではサポートしています。
たとえば今回に関しては「オンライン参加者向け、オンサイト参加者向けに、質疑応答の方法と、何時から質疑が始まるか事前にアナウンスしましょう」と、事前のメールアナウンスに加え、会の冒頭でも伝えていだだくようにしました。
このようなアナウンスがあるのとないのとでは、進行のスムーズさに大きく影響します。
これまでの経験から、起こりうるトラブルを予測し、主催者だけでは見落としがちな注意点などについても、サポートしています。
記者会見のライブ配信も実績が豊富です!
記者会見ライブ配信は、通常のZoomを使用した「会議」とは大きく異なります。
記者会見においては、会場や機材、質疑応答など、様々な部分での知識経験がなければ、安心をお届けできません。
今回の事例のように、記者会見における配信のポイントや準備、注意点から主催者のサポートまで徹底しております。
ただ映像や音声を配信するだけではなく、会場ならではのトラブルになりやすい点まで熟知しているのが強みです。
記者会見をライブ配信で初めて開催する方でもご安心ください!
以下のような方は、ぜご相談ください。
- 記者会見をライブ配信したいがやり方がわからない
- ライブ配信時の進行がわからない
- 記者会見に限らずミーティングと違う配信の方法を行いたい
など。
Zoomを使用した配信に関しては何でも回答させていただきます。
▽メールで問合せ
▽メールで問合せ