【同時通訳の配信事例】Zoomでも同時通訳機能が使える!公益財団法人国際労働財団様のZoom配信代行事例

同時通訳の配信事例

同時通訳

 

会場で行われてきたパネルディスカッション、講演会、学会や国際的なシンポジウムがオンライン配信へ移行するようになってきております。

複数言語が飛び交う国際会議で内容理解を深める一助として欠かせないのが「同時通訳」です。

これまでオンラインでの同時通訳には通訳専用機材が必要でしたが、Zoomにも同時通訳機能が実装され、リモート会議でも通訳者を含めた会議を気軽に行えるようになりました。

一方で、まだオンライン会議に慣れていない場合、同時通訳機能以前の段取りで失敗してしまうケースも見られます。

シンポジウムや国際会議であれば、オンライン配信でのミスが会議全体の印象に悪影響を与えかねません。

Zoomの同時通訳機能をご紹介し、失敗しない同時通訳のオンライン配信の注意点について公益財団法人 国際労働財団様(以下:国際労働財団)の配信事例と併せてご紹介いたします!

Zoomでも同時通訳会議は可能!

同時通訳

国際的な学会やシンポジウムでは同時通訳者も参加する場合、参加者が専用のレシーバーを用いて同時通訳者の言葉を聞いて発表者の内容を理解していました。

Zoomでのオンライン配信ではどのように同時通訳を実現するのでしょうか。
まずは同時通訳の仕組みについてご紹介いたします。

そもそも同時通訳に必要な機能とは?

同時通訳

同時通訳とは、話し手の言語を通訳者が同時並行で別の言語へと訳し、話している内容を聞き手に伝える方法です。
聴衆は訳された言葉を聴いて内容を理解していきます。

話し手と同時に通訳されるために、タイムラグなく話を聞けることが特徴です。
同時通訳
同時通訳では話し手と通訳者がほぼ同じタイミングで話すため、両者の音声を混じらせないようにしつつ、通訳者の音声がはっきりと聞き取れるようにする必要があります。

加えて、通訳者は訳す言語にあわせて聴衆を切り替えます。

例えば、英語で話している内容を通訳者が日本語に訳し、日本語を母語とする聴衆は日本語訳を聞いて内容を理解します。

反対に日本語で話されている内容は、日本語から英語に訳し、今度は英語を母語とする聴衆へ届けなければなりません。

そのため、訳す言語にあわせて伝える聴衆先を切り替えることができ、聴衆も会議で聞く主な言語を選択できるようにする必要があります。

これまでは音声の入力や出力に切り替えが必要であったことから、同時通訳専用の機材を準備する必要がありましたが、Zoomでは標準機能として同時通訳機能が備わっています。

 

Zoomの同時通訳機能とは?機能をご紹介

Zoomでは通訳者を指定し、通訳する言語を設定することで同時通訳機能を使用することができます。

通訳者は話したい相手に対して切り替えられるボタンを、聴衆は聞きたい言語を設定するボタンをクリックすることで会議中主に使う言語の切り替えが可能です。

商談や会議で利用するZoomミーティング、講演会やセミナーなどに使われるZoomウェビナーの両方で通訳機能の利用が可能です。(Zoomミーティングはオプション契約が必要)

実際の画面を見ながら、Zoom同時通訳機能を詳しく解説していきましょう。

まず、ホストと呼ばれるミーティングの設定者が、事前に設定をすることで通訳機能が使用可能になります。

実際にZoomの画面上で、通訳者を指定し、どの言語を別の言語へ通訳するのか選択します。

言語は英語、中国語、日本語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、スペイン語、韓国語の9種類がデフォルトで設定されていますが、その他の言語も追加可能です。

通訳者は聞こえてくる言語に併せて、通訳する言語を切り替えるボタンをZoom画面上で選択し訳していきます。

ミーティング、またはウェビナーに対して通訳者を最大20名指定することができます。

次に、視聴者画面を確認しましょう。

通訳機能が有効になったZoomミーティング・ウェビナー画面では、自分が聞きたい訳、または言語を選択することが可能です。

例えば、会議の内容を日本語で聞きたい場合は「日本語」の項目を選択することで、日本語話者の時には発表者の音声が流れ、英語話者の時には通訳者による日本語訳の音声が流れます。

同時通訳を聞いている時には通訳者の音声がより大きく聞こえ、英語話者の声は小さくなるため、同時通訳されていることを参加者は画面上でも実感することができます。

通訳の音声のみ視聴したい場合は「オリジナル音声をミュートにする」ボタンを選択することで、通訳者の声のみを集中して聞くことが可能です。

以上のように、Zoom通訳機能を活用することで、複雑な機械を使わずして気軽にオンライン会議でも同時通訳を利用することが可能になりました。

Zoom配信の同時通訳で注意すべき点とは?

Zoom上で手軽に通訳機能が使えるようになった一方で、オンライン配信ならではのトラブルにも注意が必要です。

Zoomでの同時通訳の利用で注意すべきポイントを2点解説します。

Zoom同時通訳の注意点【1】
リレー方式による同時通訳には未対応

同時通訳の種類の中でもリレー方式には2021年現在Zoomでは対応していません。

リレー方式とは3つ以上の言語を使用する場合の通訳方法です。
例えば、日本語、英語、中国語が会議で使用されていた場合、日本語で話した内容をまず英訳し、英訳された内容をさらに中国語へ訳し直します。
リレーで言葉のバトンを繋ぐように、随時訳していく方法であることから、リレー方式と呼ばれています。

Zoomを利用してリレー方式の同時通訳を行う場合は、通訳者、発言者、参加者に向けた音声の出入力を切り替える必要性があるため、ミキサーなど配信専用の機材を使用します。

イベント主催者がオンライン配信に慣れていない場合は、オンライン配信に詳しい専門の業者へ運営を依頼した方が安全です。

Zoom同時通訳の注意点【2】
通訳者・話者共に良いマイク・通信環境を整える

同時通訳

同時通訳では通訳者の音声が途切れてしまうと会議の内容を参加者に届けることができなくなるため、通常の配信以上に通信環境や音質に気を配る必要があります。

特に、リレー方式の同時通訳においては通訳者同士の音声の遅延も致命的なミスに繋がります。
はじめに訳している通訳者の音声が途切れてしまった場合、次の訳のために控えている通訳者は沈黙せざるを得なくなってしまいます。
結果、参加者の一部は会議の内容を聞くチャンスが失われ、会議全体の印象も下がってしまうでしょう。

事前に会場の通信環境のスピードチェックと共に、機材不備がないかリハーサルを通して確認しておきます。

話し声が割れているような音質であれば、そもそも言葉が聞き取れなくなってしまいます。
パソコン付属のマイクを利用するのではなく、ヘッドセットやマイクなどできる限り良い音質で会話ができる機材を準備しましょう。

通訳者も話者も全員がオンラインから参加する場合、配信者の通信環境だけでなく、各登壇者、通訳者の配信環境も整えます。
両者ともに、常に安定した速度を保つ通信環境下で、オンライン会議に参加していただけることが理想です。

また、Zoom上では通訳者同士でコミュニケーションをとる方法が限られているため内容の聞き返しや周りからのフォローがしづらく、通訳者全員がオンライン参加の場合の通訳難易度は更に上がります。

通信環境の準備はオンライン配信において基本ではありますが、会議の質全体を上げる重要な要素なので必ず本番前に確認と準備をしましょう。

リレー方式同時通訳のオンライン配信 国際労働財団の事例

同時通訳

先日、国際労働財団のオンラインシンポジウムの配信代行をフリートが担当しました。

国際労働財団では、設立直後の1990年から、海外の労働関係や労働事情について日本の労使関係者等に提供するため、海外各国の政府・労使関係者を招いてセミナーやシンポジウムを開催してきました。

昨年度から、コロナ禍で関係者の来日がかなわなくなりオンラインで開催していますが、今年度はフィリピン、バングラデシュ、タイ、日本と4カ国からの参加者を得、シンポジウムは日本語、英語、ベンガル語の3ヶ国語(タイからの参加者は日本語話者)を同時通訳しながら開催することが決定しました。

前半は各国の政府・労使関係者による報告会、後半はパネルディスカッション形式で進めることになり、会場で会議を進めつつオンライン上でも参加者はオンライン上で参加するハイブリッド配信です。

元々、国際労働財団がオンライン配信を行う予定でしたが、通常の同時通訳会議やZoom上での同時通訳は経験済みでもWebinar(ウェビナー)を利用した複数言語でのリレー方式同時通訳のオンライン配信は初の試みです。
加えて、ハイブリッド配信のためオンラインシステムの構築だけでなくカメラ・映像の制御や会場の進行まで管理しなければなりません。

同時通訳のオンライン配信まで手がける会社は多くはないのが実情の中、大規模オンラインミーティングや同時通訳の配信実績があるフリートにご依頼いただきました。

リレー方式の同時通訳のオンライン配信のポイントと合わせて事例を詳しくご紹介いたします。

オンライン配信同時通訳事例ポイント【1】
リレー方式の同時通訳だからこそ音声にこだわる

同時通訳

会場で通訳専門会社とも連携しながらの配信となり、いかに通常の同時通訳時の作業をオンライン配信でも実現できるかに焦点が当てられました。

通常、同時通訳を行うシンポジウムでは通訳のためのブースが会場内に確保されており、通訳者は発表者の音声のみを聞いて通訳に専念し、訳語をマイクへ流していきます。

本格的なリレー方式での同時通訳であったため、日本語を基本言語として、会場内には英語と日本語の通訳をするブース、日本語とベンガル語の通訳をするブースが設けられました。

英語からベンガル語へ訳す際には、まず英語から日本語に訳し、次に訳された日本語を聞いた上でベンガル語に訳し直さなければなりません。

同時通訳

フリートは主にオンライン上での音声に責任を持ち、それぞれ訳すべき音声を適切な通訳者へとどけ、訳された音声を会場とオンライン参加者に届けることに最大の注意を払う必要がありました。

各音声の送受信を的確に行い管理するため、下記の役割を持つ4台のPCを準備します。
・話者のオリジナル音源(会場のパネリストの音声)を管理する
・通訳された日本語を受け取る
・通訳された英語を受け取る
・通訳されたベンガル語を受け取る

通訳会社の通訳音響担当者は会場の音声とZoomのオンラインの音声を受け取り、日本語訳、英語訳、ベンガル語訳の音声データを通訳会社の専門の音響機材(ミキサー)からXLRケーブル (キャノンケーブル)などを通してフリートに渡し、フリートでは3言語分の音声をミキサーやオーディオキャプチャー等を通してパソコンに取り込ませた上でZoomへ音声を流します。

反対に、フリートからは会場のファシリテーターの音声とZoom上のオンライン参加者の声を音響ケーブルにて通訳会社へ渡し、通訳者に流していただきました。
会場のスピーカーへはフリートの方で会場の音響機材(PA卓)へ会場のファシリテーターの音声とZoom上のオンライン参加者の声を繋ぎ、会場の参加者へ聞こえるようにしました。

双方で協力して音声の受け渡しを行うことができた結果、会場にいる参加者はいつも通り専用のレシーバーを耳に当てながら、オンライン参加者はZoom上で聞きたい訳語を選択して通訳者の言葉を聞くことができました。

オンライン配信同時通訳事例ポイント【2】
オンライン参加者に聞こえているかもチェック

同時通訳

リレー方式の通訳の場合、Zoom上流れている音声が止まった時に会場の話が止まっているのか、通訳者の通訳待ちであるのか判断ができません。

進行と通訳の音声の確認も含めて、別室に通訳音声の品質管理担当者を配備。

もし、オンライン参加者の音声が全く聞こえない状況が生まれた時に、随時進行を確認できる体制を整えました。

同時通訳Zoom配信の注意点でも述べましたが、音質と通信環境は会議を円滑に進める上でも基本中の基本です。

音声の乱れや停止によって一部の情報が聞き取れなくなってしまうと、会議の内容についていけなくなり、参加者の満足度は内容の質にかかわらず落ちてしまいます。

些細な取り組みではありますが、音質管理も行うことで万が一のトラブルにもすぐ対応することが可能です。

フリートでは円滑なシンポジウム運営のために、事前のトラブル予防を重視して準備を進めました。

オンライン配信同時通訳事例ポイント【3】
ハイブリッド配信だからこそ熱気をオンラインにも伝える

同時通訳

参加者が会場とオンラインで分かれてしまうハイブリッド配信では、参加者の温度感に差が生まれやすくなるため注意が必要です。

通常、会議室での話し合いでは発言者の言葉だけでなく、会議中の態度や発言者以外の人々の様子を体感で察知するため、会場の空気感を掴みやすい傾向にあります。

発言者も参加者の様子を五感で感じながら会議の進行をコントロールしていきます。

一方オンライン上ではパネリストの表情と声のみで会議全体の雰囲気を理解せねばならず、発言のタイミングを掴み損ねて会議に参加しづらくなります。

会場でもオンライン参加者の様子がわからずに会場内の人々だけで盛り上がってしまい、オンライン参加者を巻き込むことを更に難しくします。

そのためハイブリッド配信ではオンラインと会場の参加者が同じテンポで参加できる配信工夫が求められます。

今回のシンポジウムでは、会場の登壇者にはオンライン参加者を映すための大きなスクリーンを用意。

パソコン内の小さな画面ではわかりづらかった一人一人の表情を確認できるため、オンライン参加者の様子が掴みやすくなります。

オンライン参加者に向けては、会場全体やパネリストの様子も併せて配信することで、会場の熱気をそのまま体感できるように考慮しました。

同時通訳 オンライン 熱気

互いの様子が見えることで、オンライン参加者も会場で実際に聞いているような臨場感を体験していただけました。

リレー方式の同時通訳オンライン配信でしたが、同時通訳会社とスムーズに連携が取れたことで、通訳者や会場の登壇者にもストレスなくシンポジウムに集中していただくことができました。

また、入念なリハーサルや準備の結果、大きなトラブルもなく無事にシンポジウムを終えることができ、国際労働財団からは「配信そのものだけでなく映像・カメラの切替えなどもしてもらえ、シンポジウムそのものに集中できてよかった」と言って頂けました。

同時通訳のオンライン配信も手がけるフリートの配信品質

同時通訳

フリートはZoom専門のオンライン配信代行業者であり、これまで同時通訳だけでなく企業の採用イベントや総会、2000名以上が参加する大規模ミーティングなどオンライン配信において確かな実績がございます。

オンライン配信の特徴はチャットや投票機能など、全参加者と双方向でコミュニケーションが取れることです。

オンライン配信の特性を理解しないままに「リアルで開催していたイベントを単純にオンラインに切り替えるだけ」と考えていると、思わぬトラブルが発生し参加者の満足度を引き下げるきっかけとなります。

フリートはZoom公認の配信代行業者であり、アメリカ本社の更新発表情報を追いつつ、必ず自社でも新機能を試すほどZoomについては詳しい自負があります。

お客様のオンライン配信を成功させるために企画から打ち合わせに入り、オンライン配信を盛り上げる演出や進行をご提案させていただきます。

同時通訳 Zoom 話合い 打合せ

また、Zoom配信代行を依頼するお客様の中には、
・Zoomを使ったオンライン配信が初めてでどのように相談すべきかわからない
・主催者だけで無く参加者もITに慣れておらずスムーズに参加できるか不安
とおっしゃる方もいらっしゃいます。

フリートでは企画から当日のオペレーションまで一貫してサポート。
お客様からのヒアリングを元に適切な配信機材を選定し、配信する会場やスタジオの手配まで行うので、配信当日はイベント内容に集中することができます。
また、事前のZoom操作レクチャーや参加者専用のカスタマーデスクまで準備し、ITに不慣れな参加者も徹底的にフォローいたします。

お客様への手厚いサポートと確かな配信品質を適切な価格で提供できるのもフリートの強みです。

特に同時通訳においては、Zoom上で通訳機能を使えることを知らずに、専門機材レンタル代や作業費などで高額な見積もりを提示する配信代行業者も見受けられます。

zoom配信サポート

Zoom配信に高価な撮影機材や多すぎるスタッフ人数は必要ありません。

フリートはお客様のイベントにあわせて必要な機材とスタッフを準備し、適切な価格をご提案いたします。

今回の国際労働財団の事例では、通訳会社と協力してオンライン配信を進めることとなりました。

フリートは安心して配信を任せられるオンライン配信業者として、映像制作会社や貸しスタジオなどからもお問い合わせをいただいております。

会場の通訳は通訳会社に担当をお願いし、オンライン配信のみを全面にお任せしたいというご依頼も可能ですので気兼ねなくフリートへお問い合わせください。

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